今オフの全北現代への移籍で、トラブルに見舞われたようです。
蔚山現代の監督、Jリーグでも活躍した洪 明甫(※)監督から、
日本人の中で過去最悪とまで言われてしまうとは。
※ホン ミョンボ
サカダイの記事から。
どうやら、蔚山現代継続と口約束で聞いて、契約の詰めを怠り、
ライバルの全北現代に掻っ攫われた監督の頭に血が上ったようです。
洪 明甫監督のコメント。
➝結局は彼は重要じゃないと言っていたお金のところで判断して、
移籍を決めた。私に嘘をついて出て行ったわけだ。
彼は私がこれまでに出会った日本人の中で過去最悪だ。
一方、天野選手はすぐに、洪監督にリスペクトの意を示しつつ、
事実経緯について冷静に説明する会見を行いました。
天野選手の説明。
➝全北から正式なオファーが届いた翌日に急遽設定された
監督とのミーティングで、「残ります」と伝えたものの、
その後もクラブから正式なオファーは届かなかった。
契約延長の意思はないんだなと思いました。
これに対して、韓国メディア「OhmyNews」が、
天野選手に一本勝ちの判定を下したという流れのようです。
同メディアは、「一線を越えた洪 明甫。品格を守った天野」と題して、
洪 明甫監督を次のように糾弾しています。
➝ホン・ミョンボ監督の発言は正当な批判レベルを超えた『攻撃』であり、
謝罪しなければならない。
天野選手は救われて良かったですね。
恐らくは、ライバルの全北現代側からのメディアコントロールもあり、
新所属クラブが全力で守ろうとしてくれたのでしょう。
なんかここまでモノ分かりの良い韓国を見せられると、
えっ?!となるところですが、よく考えると理解できます。
普通、韓国メディアは、日本人=ダーティの構図に飛び着きがちですが、
本件の利害の本質は、対日でなく韓国企業同士だったことが幸いしました。
韓国メディアの記事は、次のように締めているようです。
➝洪 明甫監督は口頭契約という信頼に依存していた。
契約というのは計算できない部分が多い。
最終的なサインをするまでは契約ではない。
口でした契約は契約ではないのだ。
それが分かっていらっしゃるのなら、1965年12月18日に締結した、
日韓請求権協定が、何故守れないのでしょうかねえ。
ホントに理解できない国です。