青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

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飛騨高山+砺波旅行 前編(1/2)

2024年4月29日(日祝)~5月2日(木)、飛騨高山方面を3泊4日で、

ドライブ旅行してきましたので、以下、備忘のため記しておきます。

 

【1日目:2024年4月29日(月祝)】

 

早朝5時半に、首都高永福から中央高速経由で松本I.Cで高速を降りて、

一般道から安房トンネルを抜けて神岡町に着いたのは10時頃でした。

 

神岡町には、「スカイドーム神岡」という道の駅があり、

そこに、「ひだ宇宙科学館カミオカラポ」が併設されています。

 

神岡町には「スーパーカミオカンデ」があり、それがどのようなものか、

広報している施設がカミオカラボになります。

 

スーパーカミオカンデ」は、よくTV等で名前を聞いたりしますが、

当方は、一体何をするものかよく分からなかったので興味がありました。

 

陽子や中性子よりも小さい、物質の最小単位は素粒子といいますが、 

素粒子の中で、非常に小さく、何でも通り抜けるものがあります。

 

それが、「ニュートリノ」。

何でも通り抜けるので、観測が非常に難しい物質です。

 

何でも通り抜けるけれど、水の分子に当たると、ごく微細な光を発します。

その僅かな光を観測できるセンサーがこちらです。

 

こちらを直径および高さが40メートルの円筒の側面に並べ、円筒の中を、

純水で満たしたものを鉱山だった山の中に設置して、観測しています。

 

それが、「スーパーカミオカンデ」なのでした。

 

説明してくれるショートムービーの円形巨大スクリーンは迫力があり、

本当に「スーパーカミオカンデ」の中に入ったような臨場感があります。

 

この最先端の技術に関する施設がロハで展示されているのですから、

やはり日本って凄いと再認識するとともに、誇りに思えてきます。

 

1時間ほど見学してから、日本の最新の技術の世界から、

古き良き時代の世界へと、タイムスリップの旅に出かけます。

 

1時間ほどで、高山駅前に到着。

 

まずは、今回2泊する、高山駅前の「東急ステイ飛騨高山 結びの湯」で、

事前チェックインし、車とスーツケースを預けます。

 

飛騨高山の木工の技術をモチーフにしたホテルなので、ロビー含め、

全館が和テイストで、とても美しい内装となっています。

 

お昼をちょっと過ぎていたので、まずは腹ごしらえのため、

身軽になって徒歩でランチに出かけました。

 

訪れたのは、美味しいと評判の高山ラーメンの「まさごそば」さんへ。

バナナマンのせっかくグルメで紹介されたのを覚えていてのチョイス。

 

10名ぐらいが並んでましたが、15分ほどのウェイトで入店できました。

 

ここのメニューは、中華そばとライスしかなく、いたってシンプル。

 

見た目からは、味が濃いように見えますが、スープは濃いのではなく、

醤油の味が深いのです。そして、深いけれど、優しいのです。

 

細めの縮れ麺が、出汁と醤油のバランスが良いスープを引き上げて、

するするっと喉を通っていくのは、快感ですね。

 

食事後、数分歩いただけで、高山陣屋に到着。

 

高山陣屋は、江戸幕府が直轄した、天領飛騨国を管理するため、

設置した代官所の屋敷を展示した施設です。

 

天領の役所ですから、ものすごく広くて大きなお屋敷です。

 

想像通り、非常に外国人観光客が多くて、賑わっていました。

時代劇でしか観られない世界があるのですから、人気なのは当然ですね。

 

公務を司る部屋だけでなく、取り調べするお白州や、代官の居宅部分、

食事を作る台所、年貢米等を保管する蔵もあって、とにかく広いです。

 

蔵も、今は中は複数に4つほどの資料室に仕切られてますが、

壁は一つなので見通すと、ずっと先の果ての奥はとても遠いです。

 

足裏に緩衝材も何も無い状態で、靴を脱いで板間が基本の館内を歩いたら、

正直なところ、かなり疲れてしまいました。

 

それにしても、年貢米の所蔵蔵の再現はリアルで、広い蔵と合わせて、

天領がいかに威容を誇っていたかが忍ばれます。

 

陣屋を出てすぐ左の陣屋だんごで、みだらし団子をパクリ。

みだらしと言っても、醤油だけの焼団子で美味しかったです。

 

眼の前には、宮川に架かった朱塗りの欄干の中橋が見えます。

橋から北の方を見たら、左手にカフェの案内幕が見えました。

 

足が疲れていたので、いそいそとカフェへ。

 

本陣平野屋さんという宿屋がやってる、宮川に面したオープンカフェで、

アイスコーヒーで疲れた足を休めました。

 

チャージが終了したので、 古い町並を散策。

 

江戸時代のような町並は、もう歩いているだけで楽しいのですが、

通りに面した部分が、実際に営業している色々なお店なのが凄いところ。

 

お目当ての造り酒屋さん巡り、まずは舩坂酒造店さんへ。

 

試飲用お猪口をガチャガチャで購入し、自販機でコインも購入します。

ワンコインでお猪口半分くらい注がれるサーバーで、試飲できるシステム。

 

 

確か、千円でコイン13枚が購入できて、ワンコインで飲めますが、

プレミア扱いのものは、少し注がれる量が少なかったかと。

 

入口に案内されてましたが、日本酒のテーマパークとなっています。

楽しく試飲できるように、遊び心満載で作られていて素晴らしい。

 

次に、真向かいの原田酒造さんへ。

 

ここは、数百円でお猪口を買えば、10種類くらいある、

試飲コーナーにあるお酒が試飲できるシステム。

 

いい加減、ヘロヘロになってきたので、飲み続けでいる嫁を尻目に、

併設しているカフェコーナーで、大吟醸ソフトをパクリ。

 

そんなこんなで古い町並みをブラブラしていたら、夕方になったので、

ホテルに一旦戻って、荷解きして、落ち着いたので夕食に出ました。

夕食は、気軽にネット予約できた、酒菜さんという居酒屋へ。

 

今日は、飛騨の郷土料理をメインに味わうことに。

炙り飛騨牛のたたきは、飛騨牛の肉の旨さがよく分かります。

 

漬物ステーキが、また、美味い。玉子が全てを一つに纏めてます。

これ、外国人の方にも、美味しさが伝わるのでしょうか。

 

高山は、実は、富山がとても近く、魚介系も美味しいです。

白えびの唐揚げは、お酒が進みます。

 

兼ねてからTVの旅番組等で見て、食べてみたかった、本場の鶏ちゃん。

飛騨牛の朴葉みそと違って、鶏味噌は普段着の美味しさでした。

 

腹一杯になって、初日は終わり。

 

 

【2日目:2024年4月30日(火)】

 

ホテルでブレックファスト。

高山駅前が見下ろせるカウンター席が気に入りました。

 

朝7時と早いのに、次々に、高校生くらいの学生さんを送りに、

親御さん運転の自家用車が到着するのを見てるだけで楽しい。

 

今日は早起きして、食事を済ませて、車に乗って一路、白川郷へ。

白川郷まで、高速利用できるので、運転が大変楽です。

 

駐車場が激混みと聞いていたので、ホテルを7時50分に出たのですが、

8時半には、一番近いせせらぎ公園駐車場に到着することができました。

 

駐車場からは、であい橋を渡って、集落に入っていきます。

 

 

連絡バスに乗って、高台へと上がっていきます。

 

目指すは、白川郷全景が、眼下に見渡せる、城山天守閣展望台です。

 

展望台の左側が仕切られていて、そちらには、椅子とテーブルあり。

土産物屋のカフェコーナーで買った人だけが入場できるシステム。

 

その商魂の逞しさに免じて買ってしまったひぐらしチュロス1,200円也。

 

雪はないけど、新緑もまた、素晴らしい見映えですね。

 

今でも本当に生活しておられる方がいるというのが、凄いところ

行ったときも、茅葺き屋根の補修作業をされている方々がおられました。

 

中を有料開放されている家屋、和田家を見学。

 

大きな屋根の下は、想像以上に広かったです。

 

屋根を支える骨組みは、武骨でとても迫力ありました。

 

冬の生活を支える養蚕業を守ってきた合掌造りの屋根下。

歴史の重みを感じざるを得ない光景ですね。

 

ランチは、そば処乃むらさんで、炊き込みご飯がついている、

おろしそばセットを頂きました。

 

もちろんノンアルコールビールは、マストアイテムで欠かせません。

 

再び、であい橋を渡って、白川郷にお別れしました。

 

13時半頃、一旦、高山のホテルに戻って、車を預けてから、

高山の古い町並に再度繰り出しました。

 

こって牛さんで飛騨牛にぎり寿司を購入。

色艶最高で、食べるのが食べてしまうのが勿体ない美しさ。

 

往来で立ち食い禁止と表示されていますが、お店の斜向かいに、

きちんと素晴らしいイートスペースが用意されています。ブラボー。

 

通りに面して、昔ながらに手焼きしているビジュアルにそそられて、

橋本煎餅堂さんに吸い込まれてしまいました。

 

すぐに食べられる手焼き一枚のつもりで入りましたが、

三度づけという、醤油のテカリが芸術品レベルの袋入り久助も購入。

 

すぐそばのカフェ、茶の芽さんで一服の休憩。

ちょっと冒険してフルーツパンチを頼みましたが、美味しかった。

 

その後、川尻酒造場さんでも試飲したりして、高山の町を堪能。

夕飯まで、少し間があったので、飛騨高山まちの博物館さんへ。

 

なんでも江戸時代の豪商の蔵を活用して、高山市が運営している施設。

高山のなりたちや高山祭、飛騨の匠技についての資料が展示されています。

 

そうこうしているうちに夕闇迫り、電話予約してあった居酒屋さんへ。

ネットで料理が美味しいと評判だった旬庵さんへ。 

 

お通しのよもぎ豆腐が、まず只者ではありません。

 

店主お任せ三品に、店主の創作魂みたいなものが溢れています。

はちみつクリームにつけたさつまいも揚げは、日本酒に合うから不思議。

 

アスパラと竹の子を陶板で焼いて口に入れると、日本が溢れ出ます。

 

飛騨牛の炙りが、舌でとろけていきます。

他にもホタルイカはきちんと目玉が取られていて、丁寧な仕事ぶり。

 

店主おすすめの初緑という冷酒も旨かったのですが、

高山の地酒で一番気に入ったのは山車、ぬる燗が進んでいけません。

 

カウンターで隣になった少し年齢が下のご夫妻と意気投合し、

18時に入店したのに、楽しくてあっという間で21時を過ぎていました。

 

またどこかでお会いできたらと再会を祈って、お開きに。

こうして2日も、腹一杯、千鳥足でホテルに戻って終了したのでした。

 

【後編へ】

飛騨高山+砺波旅行 後編(2/2) - 青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ