一昨日の祝杯の昼飲みも兼ねて、昨日は映画を観てきました。
観てきたのは、「朽ちないサクラ」。
原作は、殺人事件を題材にした警察小説です。
殺人事件を題材にした割に、犯人の動機とか、内面の心情とかは、
深く描かず、余りにあっさりなことに違和感を覚えて観てました。
この作品が描きたかったのは、個の犯罪者のディテールではなく、
見えないけれど、もっと後ろに潜んでいる社会を統括する存在。
劇中、「サクラ」が何を意味するか明かされてからは、
作品の意図が分かり、違和感が徐々に解消していきます。
クライマックスの杉咲 花の告発で、全てが腹落ちする結末。
結構面白い作品でしたが、良作のわりに配給が少ないのは、
扱ったテーマのせいかもしれないと思いました。
最後に、杉咲 花が事務官を辞めて警察官になるって言ってたけど、
身長基準に届くか心配で調べたら、残念ですが1cm足りません。
1cmなら、タンコブかシリコンでなんとかなるかな…