亡くなられたことには、人として哀悼の意を表します。
が、利権まみれの醜悪な怪物がやっとこの世から消えたと思ったのが、
偽らざる素直な気持ちです。
渡辺恒雄氏の逝去に伴い、河淵氏との確執に関する日刊の記事。
自分の意のままに牛耳ってきたダーティーなプロ野球界と異なり、
新しいビジネスモデルを拒絶し、醜く抗った老害。
それが、Jリーグサイドから見た渡辺恒雄氏の実態です。
川淵元チェアマンも、独裁者に独裁者呼ばわりされたのですから、
当時、はらわたが煮えくり返る思いだったことでしょう。
でも、川淵氏は、冷静なコメントで対応しています。
→渡辺さんは、ご自分さえ良ければ、なのだ。
Jリーグは、そうではない。
各クラブ、地域一体で共栄共存するためにつくった。
プロ野球は醜悪です。
バブル崩壊後、疲弊した企業が幾つも撤退しだしたとき、
新規参入しようとした企業に難癖付けて仲間入りを許しませんでした。
自分に逆らうことが必至な新参者に、セリーグ加入を許しては、
自分にとって美味しい美味しい利権の塊が崩壊してしまうからです。
美味しい汁は自分が一番多く吸って、残りを舐め合って我慢できる、
牙を持たない者しか仲間に入れたくないからです。
なんでいつまでたっても、たった6チームで、何十年も毎年、
どこが優勝するだのなんだの興味が持てるのか不思議な世界です。
毎年、毎年、何年も最下位続きでも、リーグに留まり続けられるのは、
リーグ上位者にとっては、なくしてはならない格好の餌食だからです。
もうそこに、いじめっ子と同じ目線が見えてきて嫌悪しますね。
その象徴が渡辺恒雄氏であり、読売であり、緑なのです。
だから、緑は大っ嫌いなのです。