サカマガが、前節の敗戦についてのレビュー記事を掲載しています。
最初に力蔵監督のコメント。
→やるべきことをしっかりやる、寄せるところはしっかり寄せる、
例え(クロスを)上げられてもしっかりタイトにつく。
これは当たり前のことで、そこができなければ
どんな戦術をもっても守ることはできない。
つまり、戦術以前の部分で負けていたと言っているわけです。
では、戦術以前の何が負けていたのでしょうか。
選手目線で、遠藤選手のコメント。
→2-2になってからどれだけの選手がそれを跳ねのけようと思って
プレーしたか。
自分はベンチに下がっていたからどうこうできなかったけれど、
雰囲気にのまれてレッズの圧力にどんどんどんどん押されている
ようにしか見えなかったし、 それをなんとしてでも
脱してやろうという気概のあるプレーは見られなかった。
ひと言で言うと、メンタルで負けていたということです。
東京が国立で強いのは、東京にとっては慣れたホームであり、
平常心で臨めるので、メンタルで負ける要素がありません。
一方、相手チームは、雰囲気に飲まれることはなくても、
聖地とか大一番の功名心とかで、平常心は失う選手が多いのかと。
その乖離が東京に有利に作用してきたという見方があります。
それに比べるとあまりにも異なる、埼スタという飲まれやすい環境が、
東京イレブンの平衡心を失わせたという要因は確かにあります。
敗因を個々のメンタルにありと断じるなら、遠藤選手と同様に、
チームとして即効的な対処法はなく、どうしようもありません。
ただ、今回の件は、個々のメンタル以外の要因があると思えるのです。
前半は、飲まれることなく、東京の現在の標準が機能していたので、
それ以上に、東京イレブンの心を打ち砕いたことがあったと推察できます。
後半、最近荒海の中でもしっかり照らしていたヒアン灯台の燈が、
急に失われてしまい、選手達は暗礁に乗り上げたのではないでしょうか。
だとすれば、なんとしても残留するためには、間違いなく補強が必要です。
戦術の柱の選手がピッチにいれば、メンタルが折れることはありません。