青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

ヒクイドリヲクウ ヲミタ

東京の試合がないので、映画「火喰い鳥を喰う」を観てきました。

 


ホラーのようでホラーじゃない、ベンベン

ミステリのようでミステリでもない、ベンベン

それじゃ何かと尋ねたら、はあ、パラレル、パラレル。

ということです。

 

ダテ様の怪演が見事に感じられるのは、この作品以外あり得ず、

彼のためにある映画だったかもしれません。

 

それにしても、パラレルものは、しっかりした2軸同士の交差であるなら、

混乱することなく観られるのですが、これは途中で訳分からなくなります。

 

それは、現在いる世界が、過去を絡めて書き換えられていってしまうので、

何が主軸か分からなくなってしまうからです。

 

それは、制作側に、もう一つの主軸世界との逆転を鮮やかに見せたい、

という意図が強かったと、ひいき目に見てあげるしかありませんね。

 

また、唐突に主人公に目撃させる、少女姿のチヤコが貞子っぽく、

白いワンピース姿なので、ホラーに行くかと見せかけての肩透かし。

 

原作は読んでませんが、異軸の世界を部分的にクロスさせる演出は、

チヤコのことを尋ねる不気味な電話だけで、十分だったと思います。

 

不要なホラー要素は、かえって、本作品の複雑な世界観を理解するには、

邪魔な演出になってしまっているように見受けられました。

 

ただ、火喰い鳥を喰うには、「二瓶のソース」的要素があることに気付いて、

クライマックスになだれ込むあたりは、面白かったと思います。

 

でも、ラストで話の全体像が掴めたところで、絶望している暇もなく、

超最悪バッドエンディング版「君の名は」の追い打ちがあって終わり。

 

納得できないどんでん返し、というものを初めて味わうことになりました。