次の週末も東京の試合がなく、レイザーラモンRGのヒアンのモノマネしか、
東京ネタがないので、本日も、日本語のお話しです。
水戸が配下選手の交通事故について報告するリリース文を見ました。
これがなかなかに、酷い文章です。
前提として当方は、重過失や目に余る違法行為によって起こした場合を除いて、
軽度の交通事故は確率論で起こるものと思っているので、糾弾する気はありません。
それでもやはり、交通事故は不祥事であることに間違いありません。
なので、不祥事を報告することが念頭にあって、文章を作成したのであれば、
こんな定型書き出しを使う思考回路が理解不能です。
→時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
平素は弊クラブの活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
不祥事は、発生事実を5W1Hで端的に報告すれば良いのです。
先に事実を報告し、それに対する謝罪および再発防止策を述べるものです。
また、本文下部に事故内容詳細が記載されていますが、
これがまた、頭にすっと入ってこない駄文なので、意味不明です。
→XX選手が運転する乗用車が、信号待ち中に前方に停車中の車両と
接触しました。
これでは、事故の発生状況が次のどちらなのか、よく分かりません。
A:XX選手が、信号待ちをして停車していた前車に衝突したのか。
B:XX選手が信号待ちをして停車していたが、不注意で、
ブレーキを踏む足が緩み、クリープ現象で停車中の前車に接触したのか。
まず、報告文は、衝突でなく、接触という日本語を選択しています。
次に、「信号待ち中に」の助詞として、「に」が選択されているため、
これだと、「接触しました」に係り、「停車中」に係っているように読めません。
(「前方に」は、「に」があるため、「停車中」に係るようにしか読めません。)
以上の理由から、Aではなく、Bの可能性があると推察したわけです。
もし、Aが真なのであれば、次のように記載すれば明瞭です。
→XX選手が運転する乗用車が不注意により、
信号待ち中で前方に停車していた車両に衝突しました。
念のため、Bであれば、このようになります。
→XX選手が運転する乗用車が信号待ち中で停車している際、
誤ってブレーキが緩んだことで、同じく前方で停車中の車両に接触しました。
クラブの広報を担当するのであれば、もう少し、助詞を勉強すべきです。
報告文結びの、「停車中の車両と接触しました」も、おかしいのです。
衝突とあれば、ぶつけたほうが悪く読めますが、接触という言葉を選ぶと、
双方の動作が並列の立場で影響しあった結果、ぶつかったことになります。
恐らく、ぶつけられた方の車の人が、この報告リリース文を読んだら、
怒ってムッとしている可能性が高いと思われます
こんな簡単な事故報告でも、助詞や言葉の選択だけでも、
読んだ者の印象が、激しく違ってくることを理解して欲しいものです。
このような広報レベルだと、J1に上がっても、水戸は苦労するのでは、
と要らぬ心配をしてしまったのでした。