春先に、昨日のような黄色く濁った空なんてのは、長く生きてると、子供の頃から何度か見てるもんでやんす。
子供時代、世の中に終わりが訪れるなんてまことしやかに語られた、ノストラダムスの恐ろしい予言がよく話題になっておりやした。
当時、黄色く煙った空見て、ホントに世界の終わりが来そうな気がして、とても不安な気分にさせられたもんでやんす。
でも、それに「煙霧」なんて名前があるなんざ、初めて知りやした。
きっと、黄砂かとの照会が余りに多過ぎて、イチイチ違うと説明することに業を煮やした気象庁が、マスコミ通じて広報を図る作戦に出たんでしょう。
まあ、それだけ、PM2.5と黄砂といった中国からの迷惑な飛散物には、神経を尖らせてる人が多いってことでやんす。
何気ないけど、従前は靄とか霞とかうやむやにしてきたモノから、他と区別された新語が広まる歴史的瞬間に立ち会った日なのかもしれやせん。
そう思うと、馬鹿にできない出来事でやんした。