青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

オリンピックに往く者あれば、来たるオリンピックもある

明日の相手はオリンピックじゃなくて、オリンピアでしたっけ…

クラブオリンピアは、1902年設立とあって、東京にとっては実に97年も先輩のクラブ。
リーグ優勝38回を筆頭に、カップ戦でも数々の優勝経験を持つ、まさしく名門でやんすなぁ。

明日は平日のナイトゲーム、しかも会社から遠い味スタなんで、後々がつらいとこでやんすが、
今年はFCソウルとの海外対決が見らんなかったんで、頑張って老骨に鞭打っちまいましょう。

今の状況では、結果こそ期待しておりやせんが、是非とも、今朝チューにあった、
ムービングフットボールの原点である、走るサッカーを取り戻すための実践の場となればと思いやす。

さて、唐突な話題転換の強引さはいつものことでやんすが、
オリンピアと言って、やつがれが真っ先に思い出すのは、原宿のコープオリンピアでやんす。

コープオリンピアってえのは、拙がガキんときから有る、外人を意識した高級分譲マンションで、
永らく原宿駅前の顔となっておりやしたが、最近ではついに建替えの計画が出てきたようでやんす。

原宿も昔は、コープオリンピア同潤会アパートに象徴される閑静な街だったんでやんすよ。
拙は、コープオリンピアとは通りの反対側の切手屋さんに、友達とよく自転車で出掛けておりやした。

するとコープオリンピアの地下に有ったスーパーから、大きな茶色の紙袋を抱えた外人さんが出てきて、
街路樹の坂道を降りていくシルエットが、ものすごくハイカラでカッコ良く目に映ったもんでやんす。

スーパーに入リやすと、日本のメーカーのものではない、見たことの無い菓子袋なんか普通にあって、
TVで観てた「奥様は魔女」の生活感が、そのまんま目の前に広がっていてワクワクしたもんでやんす。

そのオリンピアの前の坂を降りやして、かつて原宿の顔だった同潤会アパートを反対側に見ながら、
こんどは坂を昇っていくってーと、キディランドというおもちゃ屋が現れてくるんでやんすねぇ。

まだトイザらスなんか無い時代、初めてアメリカンテイストに溢れた店に足を踏み入れたときには、
TVドラマや映画にでてくる夢の国に迷い込んじまったような気がしたもんでやんす。

また同じ頃、毎年夏休みには原宿の東郷神社で花火大会をやってくれておりやした。
花火見物したあと、竹下通りを抜けて左に曲がるってえと、
通りに面した素通しのガラスに涼しげに水を流しているフルーツパーラーがありやして、
反対側から見たらどんな風に見えるんだろうとなんとも子供心がくすぐられるわけでやんす。

入ってみればこっち側から見んのとさして変んないんですが、そこは気持ちの問題。
あたかも涼しげ~な顔して、決してかき氷ではなく、初めて聞くフラッペなる名称の代物や、
クリームソーダなんかをゴチになるのが毎夏の楽しみでやんした。

そんな生活感のあるなんとも素敵な街が、
ホコ天竹の子族が現れるようになった頃から、一気に変わっちまったような気がいたしやす。

もっとも、岸田劉生画伯の原宿の切り通しの絵を見れば、
やつがれのガキだった頃の風景ですら、画伯にとっては想像もつかない変りようなんでしょうが…