世の中には、まだまだ幾らでも知らないことがあるものです。
東京の公式サイトから、「車椅子席(略)および磁気ループ席について」という案内がリリースされています。
→https://www.fctokyo.co.jp/news/11290
磁気ループ席?
このような知らない言葉に出逢うと、心のうちのキュリオシティが喜び勇んで飛び出してくる性分です。
調べました。
磁気ループとは、国際的には、ヒアリングループと呼ばれてきて、難聴者の聞こえをサポートする設備なんだそうです。
普通、難聴者の方は、補聴器を着けていますが、補聴器は、音を全体的に大きくするので、周囲の聞きたくない雑音も増幅してしまうため、肝心の聞きたい音が聞こえなくなるそうです。
そこで、音声信号をループアンテナに送ることで、同アンテナ内で音声磁場を作り出して、それで音声信号を聞くことができるようにした施設だそうです。
これを聞くためには、補聴器に磁気コイル装置を実装する必要がありますが、今や、補聴器の過半数に着いているそうです。
そして、これから建設される市役所や文化センターなどには、床下に埋め込む工事が進んでおり、今後、交通機関の案内放送、駅の構内放送等の施設への磁気ループ設置が期待されています。
このような根っこのところで、世の中が良くなっていくことを知ると、なんだか幸せな気分になりますね。