青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

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南信州旅行備忘録(2022年11月)

W杯が始まってアップが遅れていましたが、南信州旅行の備忘録です。

2022年11月19~20日で訪れてきました。

 

朝6時過ぎに、車で首都高永福から中央道ルートで向かいました。

 

途中、駒ケ根SAで朝食として、伊那名物のローメンを頂きました。

両方あるそうですが、供されたのは汁なしタイプでした。

 

肉はマトンと聞いてましたが、臭みもなく、見た目ほど濃くなく

でもソースの味がしっかり効いていて、美味しく頂きました。

 

S.Aで恵那のトンネルが工事中で渋滞の恐れがあると聞き、

飯田山本I.Cから昼神温泉郷経由で、10時半頃、妻籠宿に到着しました。

 

妻籠宿は、現住されている建物も多く、本当に自然な形のままで、

宿場町としての景観が残されていて、目に優しい町並みでした。

 

まだ、秋の名残があり、鮮やかな紅葉と柔らかな山並みを背景に、

歩いているだけで気持ちが安らいできます。

 

日本の原風景がまんま残っている、とても貴重な地区なので、

保存活動は大変と思いますが、是非、次世代に繋げて欲しいものです。


街道筋に資料館として残っている脇本陣奥谷を見学。

国の重要文化財に指定されています。

 

囲炉裏に斜めに降り注ぐ自然光、息をのむほどの美しさ。

是非ともフェルメールさんに見せたいものです。

 

語りべの方から、島崎藤村の初恋の人おゆふさんの嫁ぎ先といった、

歴史についてしっかりレクチャーして頂けます。

 

脇本陣には、天皇もお迎えしたことがあると聞いたのですが、

囲炉裏の間の神棚には、大国主の命が祀られていました。

 

レクチャー後に語りべの方に天皇がお泊りになったのに、

大国主の命なんですねと尋ねたら、よくぞ聞いてくれたとのお言葉。

 

こちらを是非ご覧くださいと、現在は、床が傷んで危ないため、

現在非公開としてる2階へのハシゴ階段で昇らせてくれました。

 

階段から頭だけ出して2階を覗いたら、そこに見えたものは、

天照大神を祀った、一間の押し入れサイズの巨大な神棚でした。

 

特別に貴重なものを拝見させて頂き、感謝感激雨あられです。

 

その後、本陣もしっかり見学し、お腹もすいてきたので、

旅館藤乙さんで、五平もち、ざるそばセットのランチを頂きました。

 

蕎麦も、追加のほうば味噌牛ステーキも大変美味しゅうございました。

当然ながらノンアルビールですが、この一杯もまた旨いんです。

 

車なので、もう一足伸ばして、馬籠宿も訪れました。

中央道の中津川I,Cから近いので、団体客が多くて、混雑していました。

 

こちらは、妻籠宿と違って結構勾配がきつく、雨の日対策としてか、

石畳みが特徴の街道で、中山道のイメージ通りかもしれません。

 

その後、駒ケ根市まで戻って、二人静という旅館に宿泊しました。

食事も温泉も申し分なく、ゆっくりと休むことができました。

 

朝食も過分なほど供され、しっかり頂いたので、なかなかお腹が空かず、

結果、ランチを取ったのは、夕方になってしまいました。

 

旅館のある地区は、早太郎温泉と言うのですが、早太郎は、

近くにある光前寺というお寺様にまつられたお犬様になります。

 

早太郎は、ゆるキャン△で、リンちゃんがバイクで訪れたので、

そちらの聖地としても有名になっていて訪れる方が多いようです。

 

実は、当方もその一人でした。

 

まず、お寺への参道の並木の圧倒的な高さに、歴史を感じます。

 

本堂も、山間の枯れた良い味を醸しだしている渋い景観です。

 

これが、本堂にまつられた早太郎様。

 

なんでも、ゆるキャン△のなでしこの出身地浜松の方で悪さしていた、

猿の化け物をやっつけてくれた、霊験あらたかなお犬様なのです。

 

その後、諏訪湖に方面に移動して、今回の旅のメインイベント。

信濃國一之宮の諏訪大社詣で、になります。

 

諏訪大社は、建御名方神とその姫である八坂刀売神がご祭神。

 

といっても、出雲から建御名方神が逃げて来るより前から、

土着の神、ミシャグジ様信仰もあった神社ですが、それは割愛。

 

今年、出雲大社と事代主を祀った美保神社もお詣りしたので、

大国主ファミリーを押さえておきたくて諏訪神社に来たのでした。

 

が調べてみると、諏訪大社は参拝するのも大変な社でした。

 

もちろん、御柱祭りという大変なお祭りは有名ですが、

なんと、お社自体が、四社もあるのです。

 

先ずは、下社春宮。

 

次に、下社秋宮。

 

 

そして、山中にある、上社前宮。

 

最後が、上社本宮。

 

四社めぐりをしないと正式に諏訪大社をお詣りしたことにならないと、

聞いたわけではありませんが、やはり、四社めぐりをいたしました。

 

四社のうち、上社、下社を構成する二つの社は、近いのですが、

上社と下社は、諏訪湖の反対側なので車じゃないと辛いです。

 

四社ある意味は、フォッサマグナを通る日本のヘソである諏訪湖で、

散り散りにならぬよう四所の御柱で留めていると聞いたことがあります。

 

御柱祭りという大袈裟なことの意味としては、納得感があります。

 

そして、四社めぐりして、全ての社からご朱印を頂くと、

どこから始めても最後のお社で、ご褒美が頂けます。

 

全て同じか、時々で変わるのかは全く分かりませんが、

今回、当方が頂いたのがこちらです。

 

また、お賽銭もって、お詣りに来てねという意味かもしれません。

 

その後、まだ時間が少しあったので、高速に乗って、松本へ。

駐車して向かったのは、松本城です。

 

ところが、行ってみたら、松本城が周りの建物に押されて、

こんなに小さくなってしまってました。

 

なんてね。

それにしても、素晴らしい再現度にクリビツです。

 

こちらがモノホンの松本城

五重六階の造りで、重厚な威容を見せてくれます。

 

写真や映像だと黒い城という印象でしたが、間近で実際に見ると、

黒ではなく、もちろん青ではないのですが、蒼いことを知りました。

 

天守閣からは、松本の街が一望できます。

 

歩いてお腹が空いたので、四柱神社の境内で鮮やかな紅葉が目の前にある、

こばやしさんというお店で遅いランチを取りました。

 

頂いたのは、山菜蕎麦。食してクリビツ。

 

山菜が缶詰の水煮のようなものではなく、味も噛み応えも、本物でした。

聞いたら、全て山で採ったものを自家製で漬けておいたものだそうです。

 

とても美味しかったです。さすが信州の蕎麦に外れ無しですね。

 

食事後に、なわて通り商店街へ。

暗くなってしまいましたが、まだ夕方なので、お店は開いてました。

 

土産物を見て、通りの最後で、児雷也に睨まれました。

魑魅魍魎に会わないよう、急ぎ帰りましたとさ。めでたし、めでたし。

 

以上、一泊二日のせわしい旅程でしたが、南信州を楽しんで参りました。