ボジョレー・ヌーヴォーが解禁されたわけではありやせんが、
オルセー美術館展に、アール・ヌーヴォーを見に行って参りやした。
アール・ヌーヴォーとは、ヨーロッパにおいて、19世紀末から20世紀初頭にかけて、
建築、工芸等で流行った、流れるような曲線を主体にした華美なデザイン様式。
貴族の机、椅子など見ても、やつがれにはてんで縁の無い世界なんでやんすが、
椅子のデザイン画なんかを見ると、匠の技に感じ入るものがありやす。
PCや機械工具なんか無い当時、フリーハンドで起こしたであろう流線型を、
精緻に物として実体化していった過程こそ、人間の文化というものでやんすねえ。
サッカーも、アール・ヌーヴォーこそ命。流れが生むゴールは美しい。
でも、美しくなんかなくても、かっこ悪くて泥臭くたって、
それを勝ち得ようとする気持ちが一番大事なんだけどね。