結婚20周年目に贈る言葉

今日で結婚20周年。

20回目の春を共に迎えた日、嫁に贈る言葉を考えていた矢先、
あのＣＭには、まさに、してやられたりの心境。

結婚39年目となる内田裕也と樹木希林の夫妻が出演している、
「ゼクシィ」のＣＭ。

樹木からの結婚とは何かの問いに対し、内田が自身のスタイルを貫き、
「ノーコメント、ロケンロール」と突っぱねる。

かっこいい。

でもきっと、内田氏の心の中は、男の我が儘を許容する嫁への感謝と、
選んだ相手に間違いが無かったとの自負で満たされているに違いない。

しかしながら、それを照れることなく素直に言える日本の男は数少ない。

できないながらも、遠廻しに不器用な方法で必死に伝えようとする男と、
全て読み取りながら判らないフリして、結局は手の平で操っている女。

それが典型的な日本の夫婦像。

そうした考察の結果、我ながらミーハーとは思いながらも、
やはり今日贈る言葉は、これしかない。

Get Old with Me.

ただ、せめてもの感謝の意を込め、最後に一語付け加えよう。

Get Old with Me，Please.