W杯開幕戦を観たあと、日本が永年ブラジルをサッカーの師と仰いできたのは、そもそも無理だったのかもしれないと思いやした。
ブラジル人の個のセンスの高さは天才的なもので、そのような超人集団で勝てるサッカーには、日本は逆立ちしたって到達できそうにありやせん。
日本代表レベルで言えば、オシム師の影響が強烈でやんした。
その後、ニュースを見たら、セレッソも東京の真似をしてか、イタリア人監督マルコ・ペッツォイオリ氏を招聘したことを知りやした。
ただ、マルコ氏は、父上がイタリア人でやんすが、選手時代から若年層の代表監督時代も含めて、活動の主舞台はドイツだった方でやんす。
ので、セレッソが選んだのは、ドイツサッカーということになりやす。
東京のイタリアとは異なりやすが、前任のポポさんも含めて言えば、ブラジルから脱却し、師をヨーロッパに求めた点は同じでやんす。
南米系のサッカーを目指しても無理と受け入れ、ヨーロッパのサッカーに学べという潮流が、年々強くなっていくことは間違いありやせん。