アギーレ監督が契約解除されやした。
この時点になって、解除理由を八百長疑惑で告発が受理されたためとしているのが、腑に落ちやせん。
そもそも、世の中から冤罪の可能性が払拭されてない以上、疑わしきは罰せずで、裁判で有罪が確定するまでは推定無罪が原則であるべきでやんす。
ただ、代表監督は、李下に冠を正さずという高い見識が求められる職責なので、疑惑すら許されずとすることも分かりやす。
であれば、事前に、疑惑はご法度と明示して、告発など受けたら、即、違約金なしで解任できることを合意しておくべきでやんすし、詳しい調査もすべきでやんす。
問題は、告発タイミングをスルーして、あわよくば、アジア杯で優勝してくれれば、世間の風当たりも弱くなろうと優柔不断な延命を図ったものの失敗し、慌てて、帳尻合わせのような解除を発表したやり方でやんす。
協会は、疑惑でならアジア杯前、成績でならアジア杯敗戦時点で、アギーレ監督を解除すべきだったと思いやす。
結果、疑惑を解除理由として挙げた以上、協会は素直にもっとはっきりと、監督候補の身辺調査に遺漏があったので選考過程を改めると言えばいいだけのことでやんす。
いずれにせよ、後任監督に期待するしかありやせんね。
