広島のミキッチが交通事故を起こして、クラブが独自の懲戒として、5日間の謹慎と2試合の出場停止処分にしたと、日刊が報じておりやす。
確かに、ぶつけた相手のタクシーに乗っていた乗客の女性が肋骨と鎖骨を折り、男性が頭部打撲と、結構な怪我をしているため、クラブが社会的責任は大きいと判断したようでやんす。
が、本件は、刑法的には、業務上過失傷害罪に当たり、あくまで、過失が認定されることに間違いありやせん。
司法的には、罰金刑を食らう可能性高く、それで十分だと思われやすので、広島が行ったクラブの懲戒は、厳しすぎるとしか思えやせん。
これに対して、故意が認定される傷害罪、そうでやんす、某赤いクラブの某原口選手が行った行為では、某赤いクラブは不問にいたしやした。
故意に行った、より重い犯罪がおとがめなしで、過失のミキッチの方を2試合停止にするのは、クラブの対応として、絶対におかしいでやんす。
同じ交通事故でも、免許証が失効しているのに運転したとか、酒気帯びであれば、懲戒処分は妥当だと思いやす。
そもそも、大事な外人助っ人に、自分で運転させていることが、間違いでやんす。
運転手をつけるとか、タクシーチケットを配布して必ずタクシーに乗らせるとか、クラブがリスクを潰す努力をするべきでやんす。
それをせずに、確率的に必ず起こり得る交通事故の責任を全て選手の個人責任に押し付けるのは可笑しいとしか言えやせん。
そろそろ、各クラブは、選手が交通事故を起こすリスクに対して、本質的な対応をするべきだと思いやす。
全てタクシーにしてコストが掛かっても、スター選手が、事故を起こした後の始末、マスコミ対策、出場見合わせによる戦績ダウンの被害額を考えたら、決して高くないと思いやすがねえ。