青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

カタールに往った或る男の話

7月に名古屋からカタールのウム・サラルへ移籍したダヴィの去就について、
興味深いインタビュー記事が以下コラムに掲載されていたので、引用。


>「僕は騙された。日本を去り、カタールへ来たことは僕の人生の中で最悪の決断だった。」
>「実は、僕のサラリーが支払われていないんだ。9月30日が初回の給料日だったんだけど、
> 僕の銀行口座には1ユーロたりとも振りこまれていない。」
>「外国籍選手へのサラリーはクラブではなく、オリンピック評議会(QNOC)から支払われる。
> ただ、QNOCにいくら問い合わせても『ボクラ、インシャーラー
>(=”明日です、神の思し召しのままに”という意味)』といわれるだけで何の進展もない。」
>「この前なんか、『お金の話ばかりするな。ダヴィ、君はサッカー選手なんだから、
> 次の試合に向けてしっかり準備しろ』と説教されたよ(苦笑)。」
>「確かにカタールの方がサラリーが高いけど、
> あくまでも”提示額”であって、実際の”支払額”ではないからね。」
>「だから、奥さんからはよく叱られているよ。
>『なんでカタールなんかに来たの。早く日本に戻りましょうよ。』ってね。」
>「僕自身、今回の件で他人と付き合っていくうえで、
> 最も重要なのは人柄だということが、身にしみて分かったよ。」

東京には関係のないダヴィのことながら、こんなインタビューを見ると、
やっばり、世の中はお金だけじゃないよねと思いやす。

ただ、ダヴィのことを、東京には関係のないと言いやしたが、
同インタビューには以下のようなくだりもありやす…

>「ウム・サラルへの移籍が決まった後のFC東京戦は一生忘れられない。
> 僕がボールを持つたびにブーイングが起こった。」
>「(ACLの)決勝は東京で行われるの?
> FC東京のサポーターが大挙してきたら、ちょっと・・・。」

そーいや当時、試合で四方八方に文句ばかり垂れてる姿が大嫌いで、
自分勝手に報酬の高い国に高飛びしやがってと、大ブーイングしたっけ。

そう思うと、結局、カタールでも文句ばかり垂れてるような気もいたしやすが、
日本の方が良かったと思っているのは、嘘偽りの無いところなんでやんしょう。

>「今さら何を言っているんだと思われるかもしれないけど、
> 今すぐにでもカタールを離れ、日本に戻ってプレーしたい。」
>「Jリーグのレベルは高いし、満員のサポーターで埋まったスタジアムでのプレーは
> ファンタスティックな経験だった。」

ダヴィは自分から喜んで出て行った感があるけれど、
クラブ間の複雑な事情が絡んでたカボレは、今頃どう思ってるんでしょうか。

幸せだと思える選手生活を送ってくれていればいいんでやんすが…