青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

台の風って?

あっち行ったと思ったら、
折り返して戻ってきたマラソンランナーのような台風6号。

被害にあった方にはお見舞い申し上げやすが、
しばらく太陽をお隠し頂いたお陰で、過ごしやすい夜でやんす。

この台風、何で台の風か調べると、昨日と同じ神話に行き着きやす。

もともと、古来、野分と日本語で呼んでいたものが、
明治になって、タイフーンと呼ばれ、それが颱風となりやした。

戦後、当用漢字外の漢字には同音の漢字を当てることになり、
それが今の台風になったようでやんす。

そして、タイフーンの語源は、ギリシャ神話の神様、
テューポーンの英語表記、typhoonになったことに由来しておりやす。

このテューポーンという神様、とんでもなく恐ろしい。

ガイアの息子で、キマイラ、ケルベロスヒュドラなど、
有名な恐ろしい怪物の父でもあり、多くの風の神々の父。

星にも届く巨体で、火を放つ目を持ち、肩から百の蛇が生え、
足から下は巨大な毒蛇という怪物のような姿の神様。

ゼウスを憎み、一時はゼウスをも捉えた暴れ神だが、最後には、
他の神々の奸計に掛かり、不死のためエトナ山の下に封印されやした。

それぐらい、大昔から、台風は恐れられていたということでやんすなあ。

自然の力は、いつの世も、怪物と同じでやんす。