世界一になった記念に、なでしこについて調べやした。
言わずもがな、なでしこは、ナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコを大和撫子と呼ぶところに由来しておりやす。
大和撫子は、曲線の膨らみとエッジの効いた直線で構成され、濃いピンクというか淡い薄紫の色の花弁が特徴でやんす。
野にあって、凜と目立つ存在でやんす。
ある意味、薔薇と対極の美しさを持ち合わせているように思いやす。
日本女性を象徴するに、何とも相応しい花でやんす。
この大和撫子というネーミングのもともとの起源は、驚くべきことに古事記の時代に遡りやす。
スサノオがヤマタノオロチを退治して、いけにえになるはずだった女性を救い娶りやす。
その女性こそ、大和撫子を別名に持つ姫様、クシナダヒメでやんす。
クシナダヒメの両親は、アシナヅチとテナヅチ。
両親に、足と手を撫でて大切に育てられた娘なので、大和撫でし子。
そんなわけで、なでしこは日本の起源にまで行き着く、大変由緒ある名前。
まさに、日本女性の原点でやんした。