目線をPC画面に下げたまま、ペットボトルのお茶を飲もうとしたら、鼻にお茶が逆流して、溺死しそうになりやした。
あ~、苦しかった。
まだ、鼻が痛いでやんす。
苦しい中、溺死という言葉が脳裏をよぎる始末。
それは、先日読んだ、島田荘司のリベルタスの寓話の影響かと思われます。
同作品に挿話された中編、クロアチア人の手。
舞台は東京深川の俳句をテーマにした、芭蕉会館。
そこに宿泊中の二人のクロアチア人のうち、一方が、そばの横断歩道で車にはねられ、荷物が爆発して爆死。
もう一方が、密室内のピラニアの入った水槽に頭を突っ込み、顔と手をかじられた格好のまま、溺死。
まさに、島荘ワールド炸裂。
これが他の作者なら漫画のような謎解きになるところ、そこが島田荘司の凄いところ。
彼の筆力なしには、成り立ちやせん。
久しぶりの島田荘司を堪能いたしやした。