ダービーはJ2に任せといて、
我々J1は、多摩川を挟んだ東京対川崎の伝統の一戦。
第19回多摩川クラシコ。
今回で19回目を数える対戦は、
クラシコの名に恥じない、数々のドラマを生んでまいりやした。
東京目線で絶対に忘れられない試合が、3試合。
この対戦を因縁付けたとも言える、2006年味スタでの伝説の逆転劇。
あの熱狂のるつぼに身を投じて、改めてサッカーの凄さを感じた試合。
それがあるから、こともあろうにやつがれの誕生日に起きた、
2007年味スタの0-7の惨殺劇があるわけでやんす。
ちょうど、直前に原監督の解任報道が流れ、
選手も先行き見えずの間隙を突かれ、ズタズタに引き裂かれた試合。
そして、2008年味スタで、パンストに先制されるも4-2と逆転し、
ぶち壊されたプライドを見事に再建した城福東京。
あの日、味スタで大竹が魅せた高速ループを目撃したがゆえに、
我々は青赤の遺伝子を持つ申し子を愛さずにはいられないわけでやんす。
その時代に、やつがれが持っていた川崎のイメージは、
勝利至上のメガネに踊らされた、森に象徴されるダーティーなクラブ。
しかし今や、川崎もホント思い切ったもんだと思いやしたが、
相馬監督を担ぎ出し、なんともホワイティなクラブに生まれ変わりやした。
これで、ポポ東京VS相馬川崎の新時代の幕開けでやんす。
きっと、両監督効果で、メジャーな戦いになっていきそうでやんす。
再び、この戦いを迎えることができた喜びを噛みしめやしょう。