青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

日本人であることの僥倖

中国では、反日デモ反日デモの殻を突き破って、体制やら日常の鬱憤やら、
そうした色々と渦巻くモノへの反発しての暴動に発展したようでやんす。

比較的落ち着いている上海の市民がインタビューで、
他の地域は民意が低くてデモのやり方すら判っていないと答えておりやした。

勝手な理屈の主張を通すために理不尽な暴力に走る姿が世界中に配信されて、
国際的に民意の低い国だと嘲笑されていることを恥に思わない不可思議な国。

たまたま連休で、小説を読みやした。島田荘司氏の「透明人間の納屋」。

ネタばれしないように内容には触れませんが、その小説の主人公とは、
ほぼ同じ年齢のやつがれとして、時節柄、思うことが多々ありやした。

アジアには、欧米の国際標準を受け入れず、アレルギー反応からか、
理解しがたい行動に走る国々がたくさんありやす。

そうした国は大抵、為政者達にとってアジアの雄になるために邪魔な存在、
日本という国を憎み、日本を敵国にして民衆をコントロールしておりやす。

日本を蔑み、日本を追い越し、日本の上に立ちたいという競争意識を、
無理やり為政者達に植え付けられて生きてきた可愛そうな人々。

もし、自分がその一員として人生を歩んでたらと思うと、ぞっといたしやす。

一方で、やつがれはその日本という国に長らく生きてきて思いやすが、
日常生活で、どこか特定の国を敵国なんて意識したことなんてありやせん。

欲しいおもちゃ、見たいテレビ、食べたいものがふんだんにあって、
大抵の願ったものは、それなりの努力さえすれば、手に入りやした。

当たり前のように最高学府に進み、知的好奇心は満たされ、
バブルという一時の夢も経て、伴侶とDNAの後継者にも恵まれやした。

そう思って周りの国々からの目線に立ってわが国を見てみれば、
確かにそれは、羨ましくて羨ましくて仕方ない楽園のように映るでしょう。

やつがれは心から思いやす。日本に生まれて幸せだった、と。

そして、楽しいはずの休日に、同じ国民である武装警察官達に罵声を浴びせ、
石を投げては殴りかかって過ごす暴徒の一員でなくて良かった、と。

ただ、やつがれの上には、そんな青春を過ごした世代もおりやすので、
国が纏まる過程での、必須の通過儀礼の側面もあるかと思いやす。

でも、それは一過性のはしかのようなものであるべきで、
その活動を長く引きずり過ぎている中国は、異常だとしか言えやせん。

中国のニュースを聞いて、正直最初は、怒りの感情が込み上げやしたが、
現在その真っ只中にいる中国の人々が、心から哀れに思えてなりやせん。

中国の人々が、実は、敵は日本という外にあるものではなく、
内にいるという真実に早く気付いて、国際社会の一員になれますように。