青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

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二瓶のソース

ネットを見てたら、ぞっとするニュースに辿り着きやした。

それは、アジアプレス・ネットワークの特集記事。
この春も、北朝鮮で、数万人の大量餓死者が発生したそうでやんす。
http://www.asiapress.org/apn/archives/2012/09/24125041.php

今春、平壌では、再開発した高層ビル群を背景にミサイルを見せびらかした、
盛大な軍事パレードによる、金正恩のお披露目式典が行われやした。

その金正恩のお披露目に伴う莫大な浪費が、何で支えられていたかと言えば、
「軍糧米」「首都米」の名目で、食糧を根こそぎ持ち去られた農村の犠牲でやんす。

祝典に伴って、同じ国の穀倉地帯の農村の人々に与えられた恩恵はと言えば、
砂糖500g、薩摩芋一皿、洗濯石鹸一つ、歯ブラシ一つの特別配給だけ。

食べるものが無くなって、何万人も餓死者が出ていく中、
穀倉地帯では最悪の事態を迎えるところとなりやした。

多くは言いたくありやせんので、詳細は記事でご確認ください。
人肉事件の横行でやんす。

そんな状況にある中、金正恩がお披露目祝典でぬけぬけと演説したのは、
核兵器開発を基軸にした軍事を、国民生活より優先するとした施政方針でやんした。

その一方で、周辺国に対しては食糧不足で困窮してるのでお恵みをと訴え、
援助して貰えるのが当然とばかりに踏ん反り返ってるわけでやんす。

こんな恥知らずな団体が、国家を名乗ってて良いのでしょうか。
餓死するくらいなら、腐りきった権力者に立ち向かう気骨ある民衆はいないのでしょうか。

「二瓶のソース」の読後と同じように、嫌な気分になりやした。