広島、優勝おめでとう

Ｊ１第33節、東京と強奪大阪は2-2の引き分けでフィニッシュし、
磐田の願いを背負って、なんとか強奪を勝たせずに済みやした。

東京は、攻め上がりの組み立ては申し分なくトップレベルにあるものの、
何年来か引き摺っている決定力の弱さを遺憾なく露呈した形となりやした。

一年やってきて、東京の良さは安定して出せるようになりやしたので、
来季開幕に向けては、絶対的課題である決定力を獲得するだけでやんす。

そればかりは、次の試合までにどうこうできる課題でもありやせんので、
ポポさんには、今オフのチーム作りで期待いたしやしょう。

ただ、そもそもサポーターにもヌルい傾向はあって、降格さえしなければ、
能天気にアーリアチャントを歌って盛り上がれれば、それで満足。

何も、金で無理やり強奪したり、選手同士が怒鳴りあってみせたり、
そんなことしなければ優勝できないんなら、今の楽しい東京のままで良し。

正直、やつがれの意識の根底はそうでやんしたし、
おそらく、同じように思っている東京サポも多いのではないでしょうかねぇ。

が、今年、広島の優勝を目にしたら、素直に羨ましく、
東京にも可能性が充分にあり、もう一歩先に行きたいという欲が出てきやした。

広島は、金で買ったものでも、外人力頼みでも、無理に強化したものでもなく、
いわば、地に足が着いた普段着の強さで、優勝を勝ち取ってみせたわけでやんす。

広島には、心からおめでとうと言わせて頂きやす。
我々も続きたいもんでやんす。

と、なんだか最終節のような雰囲気になってのコメントになってしまいやしたが、
もう一節、東京はホーム最終戦が残っておりやす。

最後は、是非とも有終の美でフィニッシュいたしやしょう。

そして、いまだ降格決定は１チームだけで、４チームの残留争いが続いておりやす。
育成大阪、傲慢神戸、強奪大阪、酒処新潟。

昨日、明らかなレッド級のファールを、副審も無視して流したジャッジにもめげず、
なんとか仙台に勝ちきった新潟に、逆転残留の奇跡が起こって欲しいところ。

痺れるねえ…