青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

東京の阿久根社長に拍手

さあ、今日はJリーグ第3節、アウェイの神戸戦。

神戸との対戦は、一昨年の11月、激しい雨に水浸しで田んぼと化したピッチに、
もはや蹴球ではなく水球となって敗けた試合の記憶が最後。

今日はサッカーで勝ちやしょう。

神戸は、胸のマークも目玉親父のようなR印に変わり、大久保やポポに都倉が抜け、
新外国人マルキにPJが加わっていて、見た目も選手も刷新されておりやす。

昨年、後ろ足で砂を掛けて横浜を退団したマルキは記憶に新しいところながら、
PJは3年前の緑とのダービー以来、姿を見た覚えがなく、サプライズの感あり。

一方で東京の方も、監督や主力選手が一昨年とはかなり入れ替わっているので、
お互いにフレッシュな相手との対戦ということになりやした。

今からキックオフが待ち遠しいんでやんすが、
まだ寒いこの時期にナイトゲームなので、選手の怪我だけが心配でやんす。

で、話は変わって、掲題。

厳罰処分となった浦和の差別横断幕事件を受けて、いち早く東京は、
社長名で「ファン・サポーターの皆様へ」と題した声明を発表いたしやした。
http://www.fctokyo.co.jp/?p=185920

東京にとっても、決して対岸の火事ではないという認識にあることを、
世に示してくれたわけでやんすが、この社長名の意味が他と大きく異なりやす。

クラブの発表は社長名で行うのが通例でやんすが、社長なんてお偉方は、
普通は、会った事も会話したこともないもんでやんす。

東京サポは、声明主の社長が、どんな顔でどんな声か良く知っておりやす。

ホーム開催では、試合前にスタッフの先頭に立って雑巾で椅子の汚れを拭い、
開場時はゲートに立って一人ずつハイタッチの挨拶でサポを出迎える。

サポと同じ目線に立ち、サポの意見に耳を傾け、握手で勝利を一緒に喜ぶ。

口で言うのは簡単でやんすが、なかなか実践できるもんじゃありやせん。
そのような関係性にある社長の声明が、サポの心に届かないわけがありやせん。

普通、偉そうにきれいごとばかり一方的に発信しやがってとなりがちな声明も、
東京では、阿久根さんからのお願いごととして素直に耳に入ってきやす。

他サポからは、東京はヌルイような言われかたをされることがありやすが、
ヌルくて結構、クラブとサポに信頼関係があることが一番でやんす。

我々東京サポは、美味しいものと旨い酒というトッピングも大切に、
何よりサッカーを楽しむためにスタジアムに足を運んでるわけでやんす。

少なくとも味スタは、幼かった頃から息子を伴って訪れておりやすが、
一度だって危険を感じることなどなく、安心して楽しめる環境にありやす。

その味スタで唯一、嫁から怖いという声が漏れるのは、対岸が真っ赤に染まり、
威圧的な怒声の塊がピッチの向こうからぶつけられる浦和戦だけでやんす。

そんなシーンに遭遇すると、何か根本的、本質的なところで、
サッカーを楽しむという価値観が捻じ曲がってしまってるように思えやす。

今後、東京サポとしては、社長との距離感を大切にしているうちは、
大きな間違いは起こらないことと思いやす。

まあ、東京の居心地の良さは、他には分かんないだろうねえ。