ここにきて、ミステルの戦術が結果に如実に表れてきて、素晴らしいと思うのはアンカーの存在。
ダブルボランチでも問題ないようでやんすが、前後が、綻びなく、適時に適切に入れ代わることは、実際にはなかなか難しいもんでやんす。
昨年来の東京の大きな課題、失点を減らすというミッション。
3バックで、実際には両翼が戻って張り付く5バックという守りも考えられやすが、それも最終ラインが一本になって、どこか突破されたら終わり。
最終ライン前で、敵の前線拠点へのパスを分断する専門役を配することで、セレッソの超一流の攻撃陣すら機能不全に陥らせたのだから、たいしたもんでやんす。
もちろん、機を見て、一気呵成に攻めにも転じることができないと、勝ちは得られやせん。
そうした役割者は、当然ながらクレバーでなければ務まりやせん。
そこに東京には、うってつけの人材である高秀先生が、いたというわけでやんす。
さすがイタリアの指揮官は、見せてくれやすなぁ。
ひょっとしたら、ザックが高秀を代表に呼ぶのも、そうした志向性があるからかもしれやせん。
今季どこまで東京の可能性が上がっていくのか、楽しみになってきやしたねえ。