まさかの対戦相手

怪我している足がだいぶ楽になったので、三茶まで買物に出たら、
ビル街を吹き荒れる風の冷たさに身震いいたしやした。

これからアジア杯の初戦で、相手はパレスチナ。
パレスチナといえば、イスラエルを巡る中東戦争の紛争爆心地。

そのパレスチナ地域の中心組織だったのがＰＬＯ。
ＰＬＯといえば、やつがれ世代には忘れられないＴＶ番組がありやす。

電波少年で、松本明子があるミッションのため、ハンディカラオケ片手に、
ノーアポで厳戒な警備のＰＬＯに潜入したチャレンジがありやした。

そのミッションとは、「てんとう虫のサンバ」の歌を、
アラファト議長とデュエットして、次の歌詞を一緒に歌うこと。

「あらふぁとわたしが　ゆ～めの～く～に♪」

松本明子が、ホントにＰＬＯの内部にするすると入り込み、
実際に一番奥でアラファト議長と会見できたことに、卒倒級のクリビツ。

訳の分からないアラファト議長は、デュエットに応じてくれやせんでしたが、
それでも何度も歌いかけた松本の肝っ玉にテンギョウしたもんでやんす。

そのパレスチナという地域と日本が、平和の象徴たるスポーツの大会で、
正式に対戦する日が来るとは夢にも思っておらず、隔世の感がありやす。

件のパレスチナ、主将が仕事の特別休暇を取れなかったという理由で、
チームに同行できなかったそうでやんす。

いやはや、アジアも広いでやんすな。