会社のイントラネットで、若い社員のスケジュール表を見ると、結構、明日の祝日欄に、「建国記念日」と書いてる人が見受けられやす。
明日の2/11は、建国記念日じゃありやせん!
正しくは、「建国記念の日」でやんす。
アメリカのように、歴史上、最近造られた国は、建国された日付が明瞭に記録されてるので、建国記念日がありやす。
が、日本のように、古代から続く歴史を持つ国は、何時の日付をもって建国した日とするか、特定することが困難。
そのままでは不明瞭なので、日本書紀にある神武天皇が即位した日を、日本国の始まりである「皇紀元年」とし、古くは紀元節として祝っておりやした。
やつがれの老親は、戦前、子供の頃、紀元節の日は、学校でセレモニーがあり、その後、机の上に紅白饅頭が配られて、それを持って早く帰れるのが楽しみだったそうでやんす。
戦後、諸説考えると建国記念日とは言い切れないけれど、やはり建国の由来に一番近しい日という意味で、法律で「建国記念の日」という祝日を制定したものでやんす。
ちなみに、法律では、「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」と定められておりやす。
やつがれの子供の頃は、毎年、小学校の朝礼などで、校長先生や担任の先生から、建国記念の日の意味を聞かされたもんでやんす。
今は、若い先生ばかりで、そんなこと親から習ってないんだろうねえ。
日本の他に誇れる素晴らしい歴史こそ、次代に継承していって貰いたいもんでやんす。