暗雲を吹っ飛ばせ

柏の鈴木達也選手が草鞋をお脱ぎになったそうで、心から歓迎いたしやす。
交換レンタルのクリさん、是非とも異文化のいいとこを東京に持ち帰っておくんなせえ。

今日も雨でやんすが、何より鬱陶しいのは、
試合後に会場で聞く監督や選手達を罵倒する声が大きくなってきたことでやんす。

どうして、このチームが追い求めている方向性を理解して、
理想のサッカーに到達しようとしている夢を共有しようとしないんだろうか。

昨年、味方サポにまでブーイングを浴びながら、どこにパスを出したらいいか判らなくて、
中盤で立ちすくむことしかできなかった選手の姿を見たことを忘れちまったんだろうか。

今はまだあまり勝ちに結びついてはおりやせんが、ゴール前に迫っていく姿は迫力があって、
何より昨年と違って、選手たちが自信に溢れた顔でボールを廻しているじゃありやせんか。

先ずは柏戦だと悲壮に語る、今野と長友の栄えある代表選出コメント見たって、
ステップアップしようともがいている、選手達の気持が痛いほど判るじゃありやせんか。

ここは監督と選手を信じて、はらわたが煮えくり返るくらいの悔しさをぐっと呑み込み、
シーズン終盤を笑顔で迎えられるよう監督と選手を支えるのが本当のサポってもんだぜ。

クラブの消滅に較べりゃ、この程度の忍耐なんざ、屁でもねえ。

勝ちゃいいってんなら、外人をバンバン帰化させて、金で有名選手を掻き集めて、
うちら強豪チームでございと威張ってるとこを、応援すりゃいいんじゃねえんですかい。

なんて鬱々としてたんで、昨夜リブリに顔出して店長さんとお話しいたしやして、
２年位掛けてじっくり取り組んで貰わなきゃ駄目だということを共感してきたんでやんす。

スクリーンに緑戦の幻のゴールを映して出して、何度もプレイバックして、
じっくりオフサイド検証させていただきやして、ありがとやんした。

おかげさんで、ちょっとした心の暗雲を吹き飛ばして家路に着くことができやした。