天皇杯の日程は異常、と取り上げたREAL SPORTSのコラム。
→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200111-00010002-realspo-socc&p=2
もちろん、どこのJクラブにもあり得る話で、筆者の言う通り、
協会に選手ファーストの視点が完全欠落していることは大問題だし、
トップチームが2~3週間、次シーズンのことを気にせずに、
しっかり休養できるような運営にしてもらいたいと思う。
その点に何も異論はないし、こうした問題に関しては、
マスコミが議論の焚きつけ役となって改善すれば良いと思う。
ただ、今年のタイミングで、鹿島がらみで言われると、
素直に受け取れない闇が頭をもたげることも、また事実。
鹿島が、もし天皇杯に勝って、ACLにストレートインであっても、
このコラムは書かれたのだろうか。
鹿島が無冠で終わったことに対する慰めと理由付けが、
このコラムを書かせた原動力なのではないか。
正直、どうしても穿った見方をしてしまう自分がいる。
今回の鹿島のタイミングで問題化するずっと前から、
元日決勝だった年には、必ず付きまとってきた問題である。
決勝にまでいけないクラブでも、12月下旬まで天皇杯に引っ張られて、
疲弊した選手達にオフを与えられずに、リーグ戦4位の繰り上がりで、
残留争いに身を落とすことが多かったのが事実であって、
それこそ本当の罰ゲームとなっていた黒歴史が存在していた。
何故、そのときに声を大にして、マスコミは騒がなかったのか。
やはり、鹿島のようなビッグクラブの身に降りかからないと、
マスコミの目には入らないのかと、ちょっと悲しくさえ思える。
同じコラムであっても、視点が異なると全く見え方が違う、
ということをひと言刻んでおきたい。