不思議なもので、結果引き分けでも、防戦一方の緑戦は萎えたけど、
負けても、最後に、らしさが取り戻せた広島戦は、若干、誇らしい。
広島終盤の形は、仲川先輩が一生懸命東京に移植しようと思っている、
サッカーなのだと、確信せざるを得ない記事を目にしました。
サカダイの記事から。
彼の涙が、単に、今日も勝利という結果が出せなかったという、
責任感や悔しさからきただけとは、当方には思えないのです。
もちろん、その要素もあるでしょう。
それ以上に、やっと東京が目指すスタイルを取り戻したことや、
お前らやっぱりできるんじゃねえかという思いが結集した涙かと。
東京が2019年のマリノスの後姿を追いかけていることを忘れ、
目標を見失ってもがいていた6戦未勝利のトンネル。
仲間や後輩に散々口で言っても伝わらなかったものが、
自ら限界まで走り切ったプレイで、やっと呼び起こせた達成感。
それでもまだ及ばなかった無念さと、思いが具現化できた喜びが、
心のなかで、交叉し錯綜し、複雑に入り混じったのでしょう。
仲川先輩の涙は、東京の宝です。
東京の選手面々には、仲川先輩の背中を追って欲しいものです。