ナオが加速装置のスイッチを入れた

ナオとカボレには、加速装置が付いているに違いありやせん。

そしていよいよ東京というチーム全体が、
上位陣を追い上げる加速モードに入ったことを実感させてくれた試合でやんした。

試合前にすぐに売店に急行し、ドロンパのぬいぐるみをゲット。
なかなかよく造り込まれておりやして、なんとも見てるだけで癒されやす。

最近敵さんの国立で勝っていないというトラウマを刺激するかのように、
バックの上段まで埋まって、まさに国立らしい最高の舞台が整いやした。

試合は、相変わらず好調の攻撃陣が駒沢に続いてあっさりＰＫを奪い、
１０番がしっかりコースを隅に決めて先制いたしやした。

先制後は、東京のパスワークによる押し上げと、
敵さんのクサビを入れての速攻が、がっぷり四つの鬩ぎ合いで膠着状態に。

後半、敵さんのＧＫ山本とカピタンが軽く接触し、
大げさにもんどりうって倒れた山本にゴル裏から、「うそつき」コール。

直後のフィードボールの取り合いで、青野さんがヘッドでクリアしたこぼれ球が、
敵さんの巨人の前に流れてシュートを決められ、山本がどうだとゴル裏を挑発。

このとき山本は、東京にはナオがいることを忘れていたはずでやんす。

試合前のシュート練習で枠ギリギリのループを試していた通りに放たれた、
ナオの高速ループは、飛びつく山本の手が届かない弾道で見事にゴールイン。

凄すぎるぞ、ナオ。

ＤＦ陣も随所で身体を張って跳ね返す、気持ちの入った守りを見せてくれやした。
今の東京は、攻守のバランスが良くて、掛け値なしにほんとに強いと思いやす。

こんな勝ち試合を見せられたら、
盲目的ではなく、確信を持って期待せざるを得ないってもんでやんす。

ヒーローインタビューの長友は、
ついにインタビュアーのマイクを奪って、まさに一人舞台。

ひょっとして、シャーじゃなくて、１２３ダァーをずっとやりたかったんかい。
いいよいいよ、好きにしたまえ、それがヒーローだ。