あめの日の閑話 五拾弐

4月下旬としては、58年ぶりの寒さだそうでやんす。

58年ぶりなんて計られ方で言われるとピンときませんが、
一生に一回クラスの変事と言える、希少的気象ということでやんす。

いつもならＧＷが近づいてくると街がざわめき出して、
なんとなく浮き足だってくる、くすぐったい季節なんでやんすがねえ…

相変わらず、ビールの季節にはまだ早く、
お蔭さんで、日本酒から離れられない日々が続いておりやす。

酒も最近は、戦後のまがいものがだいぶ駆逐され、
まっとうに米だけで作る酒蔵が増えてきて、日本もまだ捨てたもんじゃないと。

日本には、確かに恥の文化があるわけでやんす。

それに引き換え、どことは言いやせんが、
今時分になって五輪だ万博だと騒いでいる、あのお国はしょうがないねえ。

文句さえ言われなければ、
パクリでもなんでも有りの恥知らずの文化が、しっかり根付いてるねえ。

江戸の侍文化の芯の部分は、次世代に引き継いでいきたいもんでやんす。