もう年末ということで、通勤途上で、つらつらと賀状の挨拶文面なんぞ考え出しておりやす。
が、12/8付WEB版日経新聞に出ておりやすが、世間では、大震災の影響に配慮して、謹賀新年や恭賀新年の使用を差し控える動きがあるとか。
それじゃ何て書くかというと、「笑門来福」、「がんばろう日本」、「幸多き一年でありますように」、だそうな。
確かに配慮すべき地方もあるけれど、慇懃無礼というか、過剰な配慮はかえって失礼だと思いやすがねえ。
「笑門来福」って、お前は吉本の廻し者か。
「がんばろう」なんて、元旦からお前に言われんでも、頑張っとるわい。
なんていう、賀状を手にした人のツッコミが、やつがれには聞こえやすがねえ。
そもそも、新年の挨拶が躊躇われる先様には、賀状自体出すのを控えるのが正しいと思いやす。
どんなに苛酷な境遇下でも、命あって無事に新しい年を迎えられたことを、共に喜ぼうという声掛けは、失礼に当たりやせん。
確かに、アケオメなんて浮ついた挨拶の言葉が相応しくなくとも、「謹賀新年」の「謹」には謹んでの意があるので、全く問題無いと思いやすよ。
なんか世の中、本質で考えてないことが多いよねえ。