世の中、総じてスピード時代でやんして、大人顔負けの信じられないゴイスーなことを、こともなげにあっさり行う少年少女がおりやす。
これは一つには、ツールの進化という側面があるかと思いやす。
例えば、我々世代の子供の頃は、歴代のスポーツの名手のプレイというのは、あくまで、ライヴでしか観られやせんでした。
が、今や、小学生のうちに、過去のスーパースターの端プレイは全て記録メディアで鑑賞可能。
また、効率よく、能力を伸ばすメソッドや、大リーグ養成ギブスよりずっと進化した補助器具など、溢れんばかりでやんす。
人の習得スピードも、段違いに向上していくのも当然かもしれやせん。
ただ、やはり、それらの影響によらない、天才という人種が確かに存在することを認めざるを得ないとも思いやす。
それが、東京ユースの久保君のような存在でやんす。
まだ、中学生ながら、高校生が主体となるユースに混じって、全くヒケをとらないどころか、流れを引き込むゴールをあっさり決めてみせる天才。
お陰で、昨日東京ユースは、クラブユース選手権で、川向うとのクラシコを久保君のゴールを皮切りに逆転勝ちをおさめたわけでやんす。
久保君には、早くトップのクラシコで、活躍してもらいたいもんでやんすな。
もう、来年あたり、考えてもいいんじゃない?