2008年12月6日、ここフクダ電子アリーナでは時計は16時19分を示していた。
なんとしてでも残留せんとする千葉とアジアの舞台に立たんとする東京が、
お互いに絶対に譲れない闘いに、3対3の壮絶な撃ち合いを繰り広げていた。
お互いに絶対に譲れない闘いに、3対3の壮絶な撃ち合いを繰り広げていた。
そのとき、ロスタイム1分を知らせる表示板が正面でゆっくりと掲げられた。
それに呼応したかのように、羽生が中央をドリブル突破で駆け上がる。
同時に右を走る抜けるナオを視界に捉えながら、一旦停まって左のカボレに目線を走らせる。
次の瞬間、羽生はナオにスルーパスを入れて、中央右に切れ込んでいく。
その羽生の動きに慌ててDFが二人引き付けられてたのを見て、ナオが冷静にクロスを上げた。
同時に右を走る抜けるナオを視界に捉えながら、一旦停まって左のカボレに目線を走らせる。
次の瞬間、羽生はナオにスルーパスを入れて、中央右に切れ込んでいく。
その羽生の動きに慌ててDFが二人引き付けられてたのを見て、ナオが冷静にクロスを上げた。
千葉サポの悲鳴と東京サポの雄たけびが交錯する中で、
ノーマークの選手がゴール中央に飛び込み、クロスをヘッドで叩きこんだあ~!!
ノーマークの選手がゴール中央に飛び込み、クロスをヘッドで叩きこんだあ~!!
やっぱり最後はこの男、介錯人今野。
今野と抱き合う羽生。その横をボールを持ってセンターサークルに駆け戻る巻。
すれ違う二人の心の中によぎるのは一体どんな想いなのだろうか。
すれ違う二人の心の中によぎるのは一体どんな想いなのだろうか。
こうして2008年のリーグ戦は幕を閉じた。
勝利を讃え合う青赤戦士にスタッフから他会場の結果が知らされる。
その余りにも予想外の結果に、耳を疑わない者はいなかった。
その余りにも予想外の結果に、耳を疑わない者はいなかった。