昨日のJ1第33節の対鹿島戦@味スタは、1-2の惜敗。
秋の好日、狩りにいって狩られた試合。
決して鹿の入りが良かったわけではありませんでしたが、
鹿のDNAというか、染みついたイズムを見せられましたね。
それは、九州勢のラフプレイとは違い、鹿のプレスには、
掛ける以上は相手を吹っ飛ばす覚悟をもって当たっていること。
東京には、世代を代表する技術的に上手い選手が多いけど、
敢えて言うなら、気迫のようなものは全く伝わってきません。
ゴール前で、幾ら相手のプレスが強力でも、何が何でも、
シュートを撃ち切る、クロスを上げ切るという気迫です。
その気迫を取得するのに十年以上掛かろうと、応援していきます。
ただ、それを既に見に付けていると思わせてくれる選手もいて、
その代表が、凌磨。
一矢を報いた活躍だけでなく、先発してガンガン行って欲しいところ。
それは、起用される側に求めても仕方がありませんが。
ただ、ゴール以外では、行くか行かないかのポジショニングが中途半端で、
FW機能が求められる局面では、まだまだ伸びしろがある選手です。
それにしても、凌磨のボレーシュートは見事でした。
昨日はそれが観られたので、参戦した価値がありました。
タイトル目標を全て失って、来年は大変革されると報じられていて、
残留は確定しているとなると、選手もモチベの維持が難しいと思います。
下手したら、10.28味スタの悲劇が再来しかねないシチュエーション。
そうならないためには、来年の先発レギュラーを取れるか否かは、
この後の実績に掛かってくると思って結果を出して欲しいです。
選手それぞれが、なお不足しているものを渇望して、
それを身に着けるリーグ戦クライマックスとなって欲しいです。
来年の悲願達成は、今、それを想定しなくては成し得ません。