東京公式から、こんなリリースが。
→https://www.fctokyo.co.jp/news/15195
グローバル化が進み、インバウンドが増えることに伴い、新しい試みも生まれます。
東京が包括提携している東京都が、外国人に「やさしい日本語」を覚えて貰おうとした企画に、東京も一役買ったという構図になります。
「やさしい」が平仮名なのは、「易しい」と「優しい」を引っ掛けているからです。
が、これは漢字じゃないと意味が分からないから、日本語はやっぱり難しいとならないか、心配になりました。
趣旨から考えると、余り日本語特有の駄洒落的な表現は謹んでは、「かんたんな日本語」にした方が良かったのではと思います。
日本語による表現についての違和感は、世に多々ありますが、先日のジャニーズの会見は酷すぎましたね。
新社長の東山氏が、喜多川氏のしたことを指して、「人類史上、最も愚かな事件」と表現しました。
人類史なんてまた大きく出たもんですね。
人類史を舐めないで貰いたいものです。
例えば、アウシュビッツ強制収容所で、たくさんの命が軽んじられた事件を、知らないのでしょうか。
第二次世界大戦全体に話が及べば、どれだけ愚かな行為だったか分かりません。
戦争ではなく、一個人による犯罪でも、少なくとも、日本では、津山三十人殺しなどがあります。
喜多川氏のしたことが激しく糾弾されることには間違いなくても、それらを差し置いて、人類史上最も愚かな事件とは思えません。
激しく糾弾しようとした気持ちが、空回りしていて、むしろ、子供じみた滑稽な表現力のように感じてしまいます。
喜多川氏がしたことなんか、武田信玄も織田信長も、戦国武将の多くがしていることです。
その時代のセンスで許されていたものが、今の時代では、犯罪になることがあります。
喜多川氏の事件は、その範疇であって、過去の人類史に例を見ないほどのことではありません。
秘めごとが消えていく現代では、必然的に事件化されるものが、たくさん出てくるものです。