昨晩、中学生の息子に大竹が桜にレンタルになったと伝えた。
しばらくして、彼の反応は、「涙出てきた…、大熊許せねえ。」
それもそのはず。
大竹選手こそ、彼にとって実体感のある1番のヒーローだったのだから。
彼が東京に引きずり込まれたのは、2006年、ガンバと川崎を破った伝説の逆転劇の場に居合わせたからに他ならない。
ただ、それ以上に彼の心を揺り動かしたのが、2008年の大竹のデビューということになる。
前年、原ピョン解任報道直後の多摩クラで、彼はこれ以上無いほど、人生で1番の屈辱を味わっている。
そのリベンジを誓った城福東京で、高速ループのゴールを放ち、鮮やかに川崎を沈めてみせたのが大竹。
そしてさらに、当時首位にして王者鹿島を沈めた、奇跡の爪先タッチのゴールを決めたのが神の子大竹。
彼の心が魅了されぬわけがなかったのである。
それが、昨年のマエスンの失敗に飽き足らず、かの大竹を出した真意が、サンキュー坂田の獲得だったとは。
もっとも、フリエに縁ある坂田選手が悪いと言ってるのではなく、彼の加入自体は大歓迎。
でも、誰が来ようと出してはいけない選手がいる。
東京にとっては、それが大竹。
だから、中途半端に大人ぶって、判ったようなモノ言いは改めて、ハッキリ言わせてもらおう。
大熊、ふざけんな!