青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

おととい、ロマンスカーで。

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一昨日から昨日に掛けて、箱根に行ってまいりやした。

子供が小さかった時分は良く出かけていた家族旅行も、
高校受験に差し掛かった頃から、しばらくご無沙汰でやんした。

前は、車で繰り出すことが多く、当然飲まなかったんでやんすが、
息子が二十歳を越しているので、今回は飲みメインの旅行でやんす。

朝のロマンスカーの出発と同時に、いきなり乾杯。

VSEという新しい車両は、座席が軽く窓の方を向いていたり、
リクライニングは座面も動いたりと、快適な乗り心地でやんした。

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今回の箱根旅のメインターゲットの一つ、宮ノ下の「いろり家」さん。

7月放映のTV東京/深夜ドラマ「孤独のグルメ」に出てきたお店で、
五郎さんの飛び込んだお店の逸品が、気になっていたのでやんした。

駅を出て「ノスタルジック散策路」という高尾山チックな山道を進み、
山を抜けるとそこに急に、お店の黄色い看板が出てまいりやした。

看板の先を進み右に折れると、やっとお店を発見。

事前に予約の電話を入れたら、既に予約一杯だとのことでやんしたが、
来ればなんとかなりますよというユルいアドバイスを頂戴。

開店前に到着したら、45分待ちぐらいで入れやした。

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ここのお昼は、足柄牛のステーキ丼かあわび丼のどちらかなので、
やつがれと息子達がステーキ丼、嫁があわび丼を頼みやした。

肉質自体も良いけれど、柔らかさを残す焼き加減が丁度良く、
ご飯に絡んだソースが相性ばっちりで、最高に旨かったでやんす。

あわびも、それ自体の良さは当然ながら、絡めた肝ソースが旨い。
店主は、食材の良さをさらに引き上げるソースの名手でやんすな。

それにしても、人の口とは恐ろしいもんでやんす。
山の上のものでもホントに旨いものは、伝わるもんでやんす。

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宮ノ下の駅前に戻り、上述のドラマにも出てきた足湯のあるカフェ、
「NARAYA CAFE」さんにも、立ち寄りやした。

やつがれ的には、周りがギャルばかりのオサレなお店は、居心地悪し。

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それでもここに来たのは、お目当ての菓子をゲットするためでやんす。
それが、自分で餡を詰めるひょうたん型もなか「ならやん」。

柔らかい餡と直前に詰めるのでパリパリ感のある皮とのコラボ。
箱根は、ひとつひとつのクオリティの高さに、驚かされやす。

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午後は、彫刻の森美術館を散策。

子供の頃から来ていても、新しい作品や趣向に出会えて飽きることなく、
来るたびに懐かしさと新鮮さが同居した不思議な空間でやんす。

今回の訪問で、ネットの森の外側に組まれた木製のやぐらや、
ピカソ館手前のギャラリー横に出現した温泉の足湯広場に驚きやした。

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泊まりは、強羅温泉の「季の湯 雪月花」さん。

露天風呂や食事だけでなく、色々なプラスサービスに大満足。
入浴後のアイスと飲み物や、セルフ機械のコーヒーが自由。

夜10時半からは、夜鳴き蕎麦として軽めのラーメンも頂けて、
若い胃袋の息子達は、お替わりまで平らげておりやした。

今回の箱根旅で、一番楽しみにしていたのが、実は朝食。

自分で運転する車での旅行では絶対に実現できない、
朝から旅館でビールという旅の醍醐味を味わうのが最大目的。

いやあ、朝からビールは最高の贅沢でやんすな。
旨かったねえ。

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同じく、ドライブ旅行では味わえないものがありやす。

箱根の雄大な自然のパノラマを堪能することができるのは、
ケーブルカーからロープウェイを乗り継ぐ、空中散歩のルート。

早雲山から桃源台の途中、大涌谷でロープウェイ途中を下車。

昔、箱根のロープウェイは4~5人で一杯になる小さな乗り物で、
風で良く揺れてスリル満点の頼りない乗り物でやんした。

が、今どきは凄い進化を遂げていて、18人乗りと大きくなり、
両手でロープにぶら下がるような構造で、揺れなくなりやした。

大涌谷駅舎や自然科学館だった建物も、近代的な建物に変わり、
そこには昭和の頃の面影は、全くなくなっておりやした。

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といっても、大涌谷の景観自体は昔と全く変わりやせん。
黒卵を頂き寿命を7年延ばすことに成功、ありがたやでやんす。

それにしても、祝日翌日の平日なのに観光客の多さにクリビツ。
それも外国人が多く、今や世界的な観光地であることを再認識。

東京オリンピックも控えているので、箱根は今後ますます、
観光地としての完成度を高めていくこと間違いなしでやんす。

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桃源台に下りて、今度は箱根海賊船に乗船して芦の湖縦断。

昔は海賊船が一隻しかなくて、子供の頃は、いつも旅程に合わず、
乗れなくてがっかりしてた覚えがありやす。

乗ってる側の視点からすれば、外側が見えないので、
普通の船と変わらないと理解できるのは、大人になった証拠。

駆り立てられるように興味を覚えてた子供の頃が懐かしいでやんす。

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元箱根で降りて、蕎麦を食べた後、箱根神社をご参拝。

車では何度もくぐった覚えのある一の鳥居でやんすが、
今まで一度も箱根神社をお参りしたことがありやせんでした。

最近、パワースポットブームで取り上げられるようになって、
奈良時代より続く由緒ある神社の存在に気付いた次第でやんす。

そんな日頃の不信心を心の中で詫びるとともに、
また、家族揃って旅に出られるようお祈りいたしやした。

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その後、箱根町の箱根関所跡と資料館を訪れやした。

資料館の売店で、ショーウインドの中に、ウグイス笛を見つけ、
昔、湖畔で実演しながら売っていた光景を思い出しやした。

帰路は路線バスに乗った後、わざわざ富士屋ホテル前で降り、
「PICOT」さんでお土産用のパンを購入。

購入後満足して、箱根登山鉄道で箱根湯本まで降りたら、
なんと、箱根湯本の駅前に「PICOT」の出張店舗がありやした。

いつも苦労して、富士屋ホテル前の狭いスペースに車を停め、
嫁が購入してきて戻り次第発車してた記憶が災いしやした。

最後に、ロマンスカーの待ち時間に、湯本で土産店を巡り、
駅の売店で駅弁を購入して、箱根とお別れ。

たった一泊二日の旅行ながら、箱根は詰まり具合がぎっしりで、
思った以上に中身の濃い時間を過ごすことができやした。

しばらくは、ロマンスカーのCMソングと同じ、
車内アナウンス前に流れるメロディーが頭から離れやせんね。