青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

あめの日の閑話 八

ことしは、ほんとに長梅雨でやんす。

朝、いつものように駅に向かってたら、若い姐さんが左手に傘を差したまま、
片手運転のチャリで、ものすごい勢いで脇を通り抜けていきやした。
天下の公道だってのに、危なくておちおち歩ってられませんやね。

道交法でいうところの車両に乗っているという自覚が無い無法者が多くて困りやす。
この車両に乗るという行為は、法律上、歩行者に較べて格段に安全配慮義務が高まる行為です。

もし、人さまにぶつかって怪我させようもんなら、自動車で轢いて怪我させたのと全く同じで、
業務上過失傷害罪という刑法犯となり、場合によって刑務所送りとなってしまいやす。
自転車は、そのリスクを覚悟した上でなければ恐ろしくて乗れない代物なんでやすが、
世の中でどんだけの人がそのリスクを認識していることか、甚だ疑問でやんす。

業務上過失傷害罪と聞いて、買い物に行くために乗ったのであって、
仕事で乗ったわけではないから当たらないと勘違いする方もいるかと思いやすが、
ここでいう業務とは仕事には関係なく、周りの安全に配慮する義務を負う行為を指しますので、
歩行ではなく、車両に乗った時点で業務上とみなされやす。

えっ~、そんなこと知らなかったよ~、と言う輩に対して、
法律はきっと冷たく次のように言い放つはずでやんす。
「法の不知はこれを知らず」

まあ、そんな風に難しく考えなくても、学校に入る前に習う当たり前のこと、
人の迷惑になるようなことをしないということさえ身に付いていれば、
雨の日に傘差してまで片手運転の自転車でかっ飛ばすわけないんでやんすけどね。

はい、大聖堂に落書きした人と一緒に幼稚園からやり直し。