さあ今日は、J1第17節の対仙台戦@味スタ。
前節完敗の東京は金町柴又、勝つしかない(葛飾内)。
ホームで勝てていないなどという痛い切り口の報道もあれば、
若手の底上げに期待した起用が、裏目に出たという報道もあり。
7日~10日に休日1日というマネジメントにも表れているように、
ケンタ監督の意外に細やかな指導が分かる、サカマガの記事。
➝【FC東京】神は細部に宿る。長谷川健太監督が求める細かい細かいこだわり - サッカーマガジンWEB
前節の大分戦の失点の一つ、拓海がサイドで突破されたケースを、
具体的に取り上げて話すような指導は、選手も分かりやすいかと。
記事の結びの「神は細部に宿る」は、とても深い言葉。
サッカーではありませんが、電車には、つり革下に立つ乗客の足先と、
シートに座る乗客の境に白線が引いてあります。
ラッシュ時、つり革下で線から離れて立った若い乗客の後ろが狭く、
誰も奥に行けないので、もう少し前にと頼みました。
「もう少し前に立ってくれませんか?」
「はあ?5㎝くらいしか離れてねえだろ。」
「電車では、その5cmが大きいんだよ。」
と言って、その輩を押しのけて奥に入っていったことがあります。
実際の距離は、5㎝なんかではなく、きちんと測ったら、
少なくとも15㎝以上は離れていたことに間違いないのですが、
その嘘の点については、話がそれるので置いておきます。
座席の乗客とつり革下に立つ乗客との関係だけでなく、
通路に立っている乗客に、駅で奥から出てくる乗客の導線との関係。
その全てをミリ単位で前提条件にして、関係する乗客全てが、
ギリギリで調和できる立ち位置という計算結果が、白線の位置です。
当方は鉄オタではありませんが、そこに車両設計エンジニアの魂が、
間違いなく宿っているとしか思えないのです。
そんな白線なんかいちいち気にして乗る奴いるかという心根の輩は、
電車に乗る資格が無いとさえ思うのです。
サッカーでも、守備のDFの立ち位置5cmのズレにもこだわったのが、
マッシモ・フィッカデンティという監督でした。
偶々、5cmというワードで、マッシモのことを思い出しましたが、
そのようなディテールへのこだわりが、勝利の神を宿らせるのです。
ケンタ監督の指導を見ての記者の言葉が、前述の記事の結びであるなら、
今すこし勝てなくても、ケンタ監督で間違いはないと確信できるのです。
そろそろ、勝利の神には味スタにご来臨頂きたいところです。