Number Webの特集記事は、
東京が沖縄キャンプで取り組んでいることがよく分かります。
冒頭に、1/29の練習試合京都戦で、東京は次々とゴールしたとあり、
公開動画の連係からのシュート練習の成果が出ていると感じました。
でも、アルベル監督は、もっと高い次元のプレイを求めてきています。
2CBがプレスに晒された場合、ボランチが下がってサポートするのが、
サッカーの常道ですが、アルベル監督はそれを禁止しているようです。
理由は、質の高いCB2枚で回せるため、今はあえてそこにチャレンジし、
CB同士の距離間やプレーテンポを改善したいとの思惑だそうです。
モリゲも、正しいポジションを取れば、後ろに人数をかけなくても、
ボールは回るということを、監督が伝えたいと理解しているようです。
中盤でも、ポジショニングの意識は浸透しつつあるようです。
ハーフスペースの選手がバックステップでボールを引き出すとか、
サイドで縦関係の二人が同じレーンに立たずに角度を作っているとか。
リョーヤも、どちらかが張ったら内側にと、同じレーンは避けたり、
自分が中に入ってマークをズラすプレーが出てきているとコメント。
これにより、前線とのコンビネーションが高まっているようです。
しかも、ケンタ監督時代に培ったファストブレイクを捨てることなく、
アルベル監督の求める次の3つのプレイの3つ目に活かされています。
1.ボールを保持すること。
2.一人ひとりが適切な立ち位置を取ること。
3.ボールを失ったあと、攻守を素早く入れ替えること
実は、2番目も、守りに関してマッシモが教えてくれたことで、
ミリ単位の立ち位置のこだわりが堅守を造ったのでした。
アルベル監督は、全ポジションにマッシモのようなこだわりを、
植え付けようとしてくれているのだと思われます。
全ポジションで、監督が伝えたいと思っているイメージを共有できれば、
間違いなく強くなれると信じられる気がしてきました。
アルベル監督はすこし時間が掛かると言っていますが、構いません。
付け焼刃ではない、強いチームにしてください。