FIFAとUEFAが、ロシアの国際大会出場禁止の措置を取りましたが、
それを不服として、ロシアがスポーツ仲裁裁判所に提訴するとのことです。
スポニチの記事から。
何故不服で訴えるのか、理解に苦しみます。
訴えるのであれば、自国政府に訴えるべきことです。
戦時下の国の常識は、平和な国の常識から逆転する世界です。
我々の常識で、人の生命の大切さを幾ら訴えたところで、
戦争中の国の常識は、相手を一人でも殺すのが正となるのです。
そんなあり得ない常識の国と、平和時の常識にある国とは、
フェアなスポーツの対戦などできるわけがないのです。
よく間違われてますが、平和時の常識で戦争中の行為を幾ら糾弾しても、
そもそも常識が反転してるので、糾弾自体が空しい行為なのです。
戦争で行われる残虐な行為は、戦時下では正しい行為なのですから、
異なる世界の常識で非難しても、正しいジャッジはできません。
なので、戦争は起こさない、起こさせないことこそが大事なのであって、
起こした者は責められますが、戦時下の行為を責められないのです。
全く異なる常識基盤にあるもの同士は、同じ競技では戦えません。
どうしてもスポーツで競い合いたかったら、すぐに戦争をやめ、
平和時の同じ常識基盤にあることを示さねばなりません。
W杯に出られなくなってしまうから戦争はしないという理由で、
戦争がなくなる世界になって欲しいと切に願います。
サッカーには、それぐらいの力があると信じています。