とんでもない悲しい出来事があっても、世の中が普通に進んでいくことに、
どうしてもやり切れないと思う気持ちが払拭できません。
でも、やはり日常の波には乗っていかねば、前には進めないのです。
で、昨日の凶行発生前に、チュースポのこんな記事を見ました。
東京ドームのG対ヤクルト戦の試合前に、東京をホームタウンとする、
14のスポーツチーム・団体の顔が揃って始球式を行ったそうです。
FC東京からは、モリゲが参加しました。
東京の公式発表には、次の通り説明が載っています。
➝TOKYO UNITEとは、東京をホームタウンとする14 のスポーツチーム・団体が、
競技の壁を越えて協力し合い、新たな価値を生み出すことを目的とした
社会イノベーションおよび相互マーケティングプロジェクトです。
14 のチーム・団体が相互に知見やノウハウを共有することで、
東京におけるスポーツの発展やブランディング向上に寄与していくほか、
東京が抱える様々な社会課題と向き合い、関係するステークホルダーと連携し、
アクションを起こしていきます。
でも、正直これでは具体的に何をするんだか全く分かりませんでした。
それについては、サンスポの記事にヒントがありました。
同記事によると、14チームが共同で体験イベントやグッズを開発し、
子供たちがスポーツに取り組める環境を拡大していくことが主な活動内容で、
最初のプロジェクトとして、クラウドファンディングにより、
困窮家庭の子供に300足以上のスポーツシューズを届ける取り組みを
スタートさせたそうです。
普通に考えて営利事業ではなさそうです。
穿った見方をすると、有名なスポーツ選手達をボランティアとして利用し、
社会貢献を盾に、関係者のみが甘い汁を吸う団体の恐れもあります。
が、東京の公式発表には、TOKYO UNITEは団体ではなく、
マーケティングプロジェクトと説明されているのは確かです。
サンスポの別記事に、参画者については、各団体の代表者に加え、
ある意味公共事業に近いものなのかもしれません。
少なくとも、クラウドファンディングで、困窮家庭の子供に、
スポーツシューズを配る事業については反対する理由がありません。
TOKYO UNITEの今後の動きをウォッチしていきたいと思います。