青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

どストレートなラブストーリー「アナログ」

ルヴァン杯敗退後に、視聴できるメディアを解約してしまったので、

今日は、映画を観てきました。

 

観てきたのは、「アナログ」。


www.youtube.com

 

あまり、恋愛映画と戦争映画は好きではないのだけれど、

携帯を持たない恋愛というモチーフに、昭和心が惹かれました。

 

ライン交換もできずに、なんともまだろっこしいところは、

今の人が観たら、中学生の交際のように見えるかもしれません。

 

ですが、恋人が待っている喫茶店や待合せの駅前にいく高揚感は、

今の比ではないと思います。

 

映画では、なんともお行儀のよい交際を見せてくれていて、

週末が楽しみで仕方なかった昔の恋愛が想起されて心地よかった。

 

ただ、相手を待ちぼうけにさせそうなときは、喫茶店に電話して、

お店に伝言を頼むもんだよと、心の中で突っ込みしてましたが。

 

原作は、ビートたけし

 

相手の容姿、思想、資産等、好きになる理由は幾らでもありますが、

本当の愛とは何かというテーマに対する彼の一つの回答です。

 

その点では、予想を覆す、非常にどストレートな回答です。

正攻法で真正面からの押しに、涙腺防衛隊は突破されていました。

 

既に定評のあるニノさんの泣きの演技は素晴らしく、

ラストの演技から、ヒロインを波瑠にした理由もよく分かりました。  

 

ラストの切ない幸福感の余韻がまだ残る素晴らしい映画でした。