青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

クライマックス

J1は最終節を残すばかり、J2もあと残2試合と、
クライマックスを迎え、慌しさが加速していくばかりでやんす。

最近、試合ごとの一喜一憂で、情緒不安定になりがちなところ、
ほっこりと癒してくれてきたものも、やはりあと少しでラスト。

それは、BSジャパンの土曜は寅さん。
男はつらいよシリーズ」全48作品を、毎週土曜日に放映。

先週で、ついに44作品目でやんした。

といっても、最初から観ているわけではなく、
寅さんと甥っこの満男との掛け合いが目に留まってからでやんす。

満男役は、吉岡秀隆というより、まんま北の国からの純。

そして、それはやつがれにとっては、
イコール高校生である下の息子とクリソツなわけでやんす。

いつもけだるそうな目線で、生意気なセリフを吐く一方で、
まだ男になりきる前特有の頬の柔らかな曲線とのアンバランス。

もちろん、そこには10代後半の自分が透けて見えるわけで…

やつがれは、この満男が絡んでからの寅さんを知らなかったので、
もの凄く新鮮で、はまってしまったわけでやんす。

満男は、叔父の寅さんをよくみており、自身の恋愛を通して、
叔父さんの本質への理解を深めていくわけでやんす。

嫁は、寅さんが、なぜやくざな男と言われるのか理解できない、
あんな真っ当な人はいない、と言いやす。

それが、寅さんでやんす。

最終作品は、寅さんとは切っても切れない永遠のマドンナ、
リリーとの絡みで全ては終結するわけでやんす。

それを思うと、島田荘司の超長編シリーズとなる作品、
吉敷竹史と加納通子との終結を思い出さずにいられやせん。

北の夕鶴、羽衣伝説、飛鳥、龍臥亭という長いときを経て、
ついに二人が終結する、「涙流れるままに」。

寅さん最後の48作品目は、涙なしには観られそうにありやせん。