青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

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一泊二日の伊豆の旅2023/セーラちゃんに逢いたくて

2023.11.23、一泊二日で伊豆を旅してまいりましたので、

備忘のため、旅の模様を以下に記します。

 

首都高永福から八王子で圏央道を経由して、厚木から小田原厚木道路

小田原西から箱根新道を使って、三島スカイウォークに2.5時間で到着。

 

皆さん、この文字看板を撮るので、邪魔にならないよう手前の左側の柵前で、

写真を撮っていたら、段々と雲が晴れ、富士山が見えてきました。

 

すると、常駐の写真屋が失礼にも、どいてくれと言ってきました。

そこには、撮影禁止も、立ち入り禁止の表示も何もないところです。

 

「ここに立ってちゃ、いけないの?」と、ルールの確認をしたら、

詫びも言わずに引き下がって行ったので、ゆっくりと撮影した次第。

 

ちょっと早かったのですが、山を下りて、

10:40で予約していた三島の鰻屋さん、「桜家」さんを来訪。

 

ここは三島の三本指に入る名店ですが、電話予約できます。

 

予約システムは、10:40から店の前で名前を呼ばれ、居れば整理券が貰えます。

整理券がある人を順番に、10:43頃から店内に通してもらえます。 

 

でも鰻屋さんなので、10:43頃から食べられるのではなく、注文してから、

20分ほど待って11時ちょっと過ぎに食事が運ばれてくる流れになります。

 

車なので、ノンアルですが、つまみに鰻肝のしぐれ煮で待ちます。

 

主役の鰻重。

 

評判だけあって、他にはないフワフワ感満載の優しい美味しさでした。

また、肝吸いが過去イチで、芳醇な旨味は、もう極楽級でした。

 

丁度真昼を過ぎた頃に、車で5分の三嶋大社に到着。

祝日でしたので、七五三詣でで賑わってましたが、車は、すぐに停められました。

 

伊豆に来たら、大山祇神にご挨拶しないわけにはいきません。

大山祇神は土着っぽいけど天津神なので、菊花御紋の立派なお社です。

 

三島を出て向かうのは、伊東。

 

今回の旅の目的は、昨年の暮れだったか、NHKのドキュメンタリー番組、

「72時間」で観たセーラちゃんにどうしても会いたくて来たのでした。

 

まぼろし博覧会」の入口で出迎えてくれたセーラちゃんです。

ちなみに、出版社の社長をされている高齢の男性の方です。

 

この世には開けっ広げには見せられない秘め事があって、

人はそれを覗くとき、ドキドキ高揚して日常を忘れるのです。

 


最近、コンプライアンス至上主義が、秘め事にスポットを当てすぎて、

観るのがワクワクする闇の世界がどんどん失われています。

 


私財を投げ打ってまでして、残そうとしてくれているセーラちゃんは、

この世の真理の伝道師なのです。

 

以下、余計な説明はつけません。

 

 

 

 

 

 

 

YouTuberの中には、5分で精神崩壊などと紹介する方もいますが、

精神崩壊ではなく、精神が解放されるだけです。

 

ここに来れば、人それぞれですが、何かしら心の中に仕舞ってきた、

宝物や隠し事に出会えるはずです。

 

自分にとっては、なくなって欲しくない素晴らしい施設でした。

 

セーラちゃん、ありがとう。

 

あっという間の3時間を過ごして、今回の宿泊地、下田に到着。

泊まったのは、「石花海別邸かぎや」さんです。

 

石花海は、せのうみと読みます。

下田の中心からちょっと外れた静かな山の手にある旅館です。

 

最近、露店風呂付きの部屋が増えたせいか、大浴場が空いてて快適でした。

他は一人くらいで、自分だけになった時間もあり、贅沢な時間を楽しめました。

 

温泉からの夕食タイム。

伊勢海老の刺身のついたお造りからスタート。

 

金目のしゃぶしゃぶで、柚子ポン酢でさっぱりと。

 

陶板で鮑の踊り焼き。

柔らかな身にレモンバターで、濃厚かつ爽やかに。

 

最後のご飯に、金目の煮付けもついて、ほっこりと。

 

伊豆で食べたいと思っていたものが全て網羅されている夕食でした。

 

朝食も、ホテルのビュッフェと違い、旅館の朝食の標準という内容。

 

白魚は、煮立ったら、セルフで卵をかけ回して閉じます。

やはり海のそばの旅館は、和食が嬉しいですね。

 

朝、とても良い天気だったので、意気揚々と旅館を出て、遊覧船に乗るため、

石廊崎に行ってみると、時化で欠航になってました。

 

それならと下田の街のロープウェイに行ったら、やはり強風で運行中止。

思わず口を衝いて出る、「悲しいほどお天気 by ユーミン」なのでした。

 

なので、ペリーロードを散策することにして、気を取り直して、了仙寺へ。

日米下田条約が締結されたお寺さんです。

 

ペリーロードは、柳がなんとも艶めかしい色街の雰囲気を残す一画。

まるで、開国当時にタイムスリップしたような感覚にさせてくれます。

 

ペリーの記念碑に向かう道すがら、またなんともセピアのオーラを纏った、

床屋さんがありました。

 

青島理容所さん。

 

そこのショーウィンドウに、作家の三島由紀夫先生ゆかりの資料が、

展示されていたので、つい釣り込まれて拝見していました。

 

すると、中に居たご主人が扉を開けて、どうぞ中にと手招きしてくれました。

 

中でお話を聞いたら、三島先生が毎年避暑で下田東急ホテルに逗留される際、

贔屓にされていた行きつけの床屋さんでした。

 

なんでも、三島先生には、下田滞在中のルーティンの散歩道があるそうで、

床屋さんのそばの下田公園を海岸伝いにぐるっと周るのだそうです。

 

そんな散歩中に着想されたのか、下田を舞台にした小説が一篇だけあって、

それが、「月澹荘綺譚」という小説なのだそうです。

 

筋はネタバレになるので控えますが、秘められた過去の悪事が暴かれ、

真実が見えてくるという、まさに綺談という内容です。

 

三島先生の髪をカットした鋏と櫛が飾られており、よく見ると、

頭から3本目辺りの歯がちょっと欠け、御用済みとなったそうです。

 

また、三島先生が下田の街中で、手帳にマジックでサインを求められて、

作家はそんなものにはサインできないと断ったのを見たそうです。

 

そこで、最初に来られた年には用意が間に合わず、次の年の来訪時に、

筆と硯と墨を用意して、書して貰ったサインが壁に掲示されていました。

 

そのような貴重なお話が伺える素晴らしい時間を過ごせました。

青島理容所さん、本当にありがとうございました。

 

そのあと、ペリー艦隊来航記念碑で、ペリーのご尊顔を拝みましたとさ。

 

そのあと、白浜に向かう途中に大きな道の駅があったので、途中下車。

土産を買って出てきたら、なんとなく見覚えがあると思った看板が。

 

そこでランチすることにして、下田バーガーとアイスコーヒーをオーダー。

するとカウンターの右隅に、切り取った漫画の1ページが貼られてました。

 

それを見て、あっ、と思い出しました。

そうです、ゆるキャン△2ndの伊豆キャンで、なでしこ達が来たとこでした。

 

奇しくも聖地巡礼となったわけですが、この下田バーガー、ホントに美味い。

 

金目のフライですから、いわば、高級魚の白身フライなわけです。

しかも、カマンベールチーズがメチャクチャ合ってて、良い味出してます。

 

おなかを満たして、白浜海岸へ。

目的は、伊古奈比咩命神社、通称、白濱神社のご参拝です。

 

伊古奈比咩命は、三嶋大社大山祇神の奥様なので、同大社をお詣りしたら、

こちらをお詣りしなかったら片詣りになると、は言われてません。

チャンチャン。

 

神社の右手から裏に抜けると、海の入り口の岩礁の上に鳥居が立っています。

山と海を夫婦の神様で護っておられるわけですね。

 

その後、河津ループ橋を通って伊豆半島を縦断し、修善寺へ。

目的は、修善寺虹の郷。

 

ここでは、晩秋になると、夕方から紅葉がライトアップされるのです。

今年の紅葉狩りは、こちらにしようとなったのでした。

 

こちらの施設はかなり広いのですが、匠の村というエリアに、日本庭園があり、

そこで、落ち着いた和テイストの景色のなか、紅葉が鑑賞できます。

 

訪問した11月下旬は、紅葉が見頃で素晴らしかったです。

 

そうした和テイストの風景から、ガラッと変わって、洋風の景色に。

同じ施設のイギリス村とカナダ村を結ぶ1km弱のエリアのイルミネーション。

 

正確には、「修善寺虹の郷サンクスイルミ2023 虹の咲く庭」だそうです。

 

写真では分かりにくいですが、先にある観覧車のような部分は、

木に映したプロジェクションマッピングになっていて、結構、凝っています。

 

このような光景を観てると、もうすぐクリスマスだなと思ってしまいます。

 

約1kmの行程の帰りは、列車で入口に戻れます。助かったぁ。

 

列車も、しっかりイルミネートされてました。

 

で、そのあと帰途に着くものですが、我々は、浄蓮の滝方面に逆戻りして、

浄蓮の滝の前にお店のある「伊豆の佐太郎」さんへ。

 

予約していたのは、猪鍋です。

 

柔らかくて旨味の深いお肉は、脂身部分に、ちょっとだけクセを感じましたが、

臭みとかいうようなものでなく、大変美味しく猪肉を頂くことができました。

 

締めにうどんがついていましたが、やはり、天城に来たとあれば、

取らざるを得ない逸品と言えば、(ミニ)わさび丼。

 

これで、伊豆を食べ切った感じがしましたね。

 

お店のご主人が気さくで世話好きで、接客も最高で大満足のお店でした。

 

鍋の味付けをされているお母様がヘルニアで入院予定と伺いましたが、

早くお元気になられて、退院されますように。

 

そして、20時前に浄蓮寺を出て、伊豆縦貫道、第二東名、東名から、

海老名JCT圏央道に抜け、中央高速に入って永福に戻ってきたのでした。

 

その間、ほぼ渋滞なく順調でしたので、帰宅したのは22時半頃でした。

 

以上、一泊二日の伊豆の旅2023でした。