想定外には予想外で

絶対に負けられない戦い。
ゴル裏は、昨年の菓子杯決勝の気を送り込むサポートを見せた。

シュートも、上回った。
オーバーラップのスピード感も、ボール保持も上回っていた。

それでも勝てないという結果が、最後にのしかかる。

何が悪いんだ。どうしたら、勝てるんだ。
選手達の声が聞こえるかのような、閉塞感に包まれた試合後。

そこからゴル裏から湧き上がった♪バモバモス東京～のチャント。

そうでやんす、
次に向かって選手もサポも胸張って歩っていきやしょう。

試合を見る限り、どうにも、
まだ既成イメージに縛られたサッカーをしてるようでやんす。

ゴール前で、相手が一番嫌なタイミングでのシュートを躊躇って、
確実な崩しを理由に、わざわざ余計な一手のサイドパスが多いでやんす。

サイドのクロスの精度が低い以上、敵に守備の準備時間を与えるだけ、
シュートの成功確率が低くなるだけでやんす。

恐らく、教科書の世界なら、東京のサッカーは優秀なんだと思いやす。
現実のサッカーでは、いかに敵の予想外の動きを作り出すかが勝負。

その点、大竹はセンスある動きを見せてやしたねえ。

そうでやんす、もう悩んでる時間なんてありやせん。
サンバを楽しむ遊び心ぐらい持たなきゃ、サッカーじゃありやせん。

こうなら敵も読めまい、こうしたら面白いはず…
そんなチャレンジをどんどん見せて欲しいもんでやんす。

降格したらどうしようなんてことは、降格してから考えりゃいいんでやんす。

想定外の状況は、予想外の遊び心で打開していって貰いたいねえ。