門前の賑わい

先週の日曜に、そぞろ歩いた桜巡りを記録しておきやす。

野川から中央高速の上を通って深大寺に出たら、
ものすごい賑わいに、しばし憂き世のことを忘れて元気付けられやした。

きっと、遊園地やら行楽地に繰り出すには、まだ躊躇いを感じる人達も、
お寺さん参りなら、ごく自然に足を運ぶ気になるんでしょうねえ。

実際、選民思想など対立的世界観で成り立つ他の宗教と違って、
仏門が向かう先は、あくまで個としての悟りでやんす。

やはり、落ち着く世界観でやんすなあ。

門前の「あめや」さんで妙なものを発見。

ゆでたそばを今川焼きの型で焼き固め、油揚げの具と薬味を、
ハンバーガーのようにはさんだもので、「きつねサンド」というもの。

中華料理の軟らかい焼きそばの炒めて硬くなったとこのような、
固めた食感が、意外や意外に結構旨いんでやんす。

色々と考え付くもんだねえ。

蕎麦は、水神苑の前の出店のような感じの「あたりや」さんで頂きました。
落語家さんが、ときそばをイメージしてプロデュースしたそうでやんす。

壁に貼ったメニューには、かけとしっぽくと花巻しかありやせんでしたが、
聞いたら、盛りは可能ということでやんしたので、盛りを頂きやした。

ちょっと甘めのツユながら、蕎麦とのマッチングがよく旨かったでやんす。

深大寺は、どの季節にどう行っても、楽しいとこでやんすなあ。